内容説明
従来の音楽史では触れられることの少なかった、音楽家、音楽家を支えていた社会、聴衆との関わりについて、18世紀末の革命およびその反動の時代から現代に至る歴史の流れの中で考察した画期的な労作。
目次
第1章 宮廷による保護の衰退
第2章 ロマン派の作曲家
第3章 19世紀初頭の音楽水準
第4章 ヴィルトゥオーソ
第5章 オペラの商業化
第6章 ドイツとイギリスにおける合唱音楽
第7章 演奏会とオーケストラ
第8章 国民音楽
第9章 クラシック音楽とポピュラー音楽の分裂
第10章 アメリカ合衆国の音楽
第11章 多様化する文化と音楽
通貨に関する覚書―本書と関わる通貨