音の科(しぐさ)―有馬大五郎論述集

音の科(しぐさ)―有馬大五郎論述集

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  • サイズ A5判/ページ数 672p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784276120303
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C1073

内容説明

音楽学者、音楽教育家、声楽家、さらにNHK交響楽団の副理事長、国立音楽大学の学長と多彩な生涯を送った、有馬大五郎の論文、論説、所信、エッセイと全700余篇のなかから100篇を選んで1冊にまとめた。ウィーン大学で学んだ著者は、当然西洋音楽を正しく日本に紹介するという課題をもつが、第二次大戦をはさんで研究、思索の対象としたのは、“日本人の音楽、音楽文化”とその在り方であった。

目次

1 日本人の音楽(民謡音楽採集の諸問題;日本人音楽の特性と国際性;日本和声と国民歌;邦楽の音グループとそのソルミゼーション視唱)
2 音楽教育・教育音楽(日本音楽文化の創造と学校音楽教育;邦楽も教育音楽に;初等教育における音楽に何をのぞむか)
3 ヨーロッパの音楽(バッハの世界;モーツァルトを訪ねて;ベートーヴェン生誕200年を記念して;シューベルトの鑑賞;バイロイト音楽祭の話;ブルックナーの逸話;マーラー紹介;リヒァルト・シュトラウスにおけるロマンティシズム;マックス・レーガーを聴く)
4 N響(日響インスペクター;ウェスの日常;ロイブナー氏を迎えて;パウル・クリングより得るもの;サヴァリッシュに近づいて;「尾高賞」選考についての新方向)
5 国立音楽大学(クロイツァー先生の教室参観;入倉先生の意見と学生歌;音楽文化の基盤たれ)
6 ウィーン、オーストリア(発明の志を許されぬオーストリア国音楽学校の学生生活;ウィーン国立オペラ;ウィーンと室内楽と)
7 ヨーロッパの演奏家(ワインガルトナーの入朝を迎えて;フルトヴェングラーの印象;クルト・ウェスとトーンキュンストラー・オーケストラ;ブルックナーを、そしてカラヤンを語る)
8 その他(音楽精神の喪失;民衆音楽の現状;『日本和声の基礎』を読む;音楽の本質)
9 プロフィール(身体の大きい有馬さんが欧州へ;声楽家として;往年のテナー、いまは音楽美学研究)
10 有馬先生を偲ぶ

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