現代韓国における歴史教育の成立と葛藤

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  • サイズ A5判/ページ数 435p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275019943
  • NDC分類 372.21
  • Cコード C3037

内容説明

解放以後、半世紀にわたる韓国の歴史学および歴史教育を国内外の政治状況と照らして緻密に分析。「民族意識」や「反日意識」を規定してきた要因を徹底的に検討する。

目次

第1期 解放以後の韓国歴史教育の模索期(韓国解放直後における民族主義歴史教育の主張とその葛藤―「新民族主義歴史学」の建国理念を中心に;朝鮮戦争と韓国史教育の模索―第一次教育課程期を中心に ほか)
第2期 自立のための民族主体史観教育の深化(教科書国定化問題と民族主体史観教育;朴正煕政権下の人力養成論とセマウル運動―その民族・歴史認識の深化と地域認識)
第3期 植民史観克服問題と「克日」論の昂揚(第五共和国成立期における歴史教育を巡る論争―一九八一年「国史教科書内容是正のための国会公聴会」の分析;一九八二年、日本の歴史教科書問題と韓国の対応―反日から克日の論理と運動へ ほか)
第4期 民族・民主化・民衆論と歴史教育(一九九〇年前後の民主的歴史教育の主張と教科書;韓国歴史教育が当面する今日的課題―東北アジアとの対話を中心に)

著者等紹介

坂井俊樹[サカイトシキ]
1951年生まれ。現職、東京学芸大学・教授。専攻は社会科教育学(主に歴史教育論)・現代韓国教育史
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