リカード経済学研究―価値と貨幣の理論

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275018397
  • NDC分類 331.44
  • Cコード C3033

内容説明

本書前半のふたつの章は、一般的利潤を前提とする生産費説としてリカードの価値論を理解しようとするものである。後半ではリカードの貨幣理論について論じた。議論の節々にはマルクスへの断片的な反発がこめられている。

目次

第1章 リカード価値論の問題構成(『原理』第1章の価値論の構造;リカードの不変の価値尺度論と絶対価値の概念―遺稿「絶対価値と交換価値」を中心に)
第2章 リカード価値論の基本性格―「価値修正」をめぐるトレンズ・マカロックとの討論をてがかりに(問題の発端―「奇妙な効果」と『原理』初版の「価値修正論」;『原理』初版刊行後のトレンズの批判―トレンズ「断片」を中心に ほか)
第3章 リカードの貨幣理論―数量説と価値論(同時代のイギリスの通貨と貨通問題についてのリカードの発言;『地金の高い価格』の貨幣論 ほか)
第4章 リカードの貨幣理論―通貨発行と経済動態(「強制貯蓄」;通貨発行と利子率)

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