出版社内容情報
テスト駆動開発考案者Kent Beckによる原典を、日本におけるテスト駆動開発の第一人者である和田卓人氏による訳でお届け。
内容説明
TDDはテスト技法ではない…TDDは分析技法であり、設計技法であり、実際には開発のすべてのアクティビティを構造化する技法なのだ。テスト駆動開発(TDD)を原点から学ぶ。
目次
第1部 多国通貨(仮実装;明白な実装;三角測量 ほか)
第2部 xUnit(xUnitへ向かう小さな一歩;前準備;後片付け ほか)
第3部 テスト駆動開発のパターン(テスト駆動開発のパターン;レッドバーのパターン;テスティングのパターン ほか)
著者等紹介
ベック,ケント[ベック,ケント] [Beck,Kent]
ソフトウェア産業におけるリーダー
和田卓人[ワダタクト]
タワーズ・クエスト株式会社取締役社長、プログラマ、テスト駆動開発者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neputa
14
「TDDは分析技法であり、設計技法であり、実際には開発のすべてのアクティビティを構造化する技法なのだ。(本書より引用)」ということが良くわかった。 オンライン記事などで聞きかじってきたテスト駆動開発は、テストファーストの説明がほとんどであった。対して本書ではテストコードを書くことで設計、実装を深めていく様子を再現し、その有効性を示している。良書を読むことができてよかった。2020/10/30
masabi
12
【概要】テスト駆動開発の実演を通して思想を学ぶ。【感想】訳者によるTDDの実践を動画で見て興味を持った。方法は望ましい振る舞いかどうかをチェックするテストを書く、テストをパスする実装をする、リファクタリングするの3ステップだけだ。概要は掴んだので後は実際に写経する。本書にいくつかデザインパターンが出てきたのでそちらも勉強したい。2019/11/23
takam
9
テスト駆動開発は設計者の心理的な不安を取り除きながら、よりよい設計を推奨する手法である。この本を通してテスト駆動開発に対しての誤解が解けた上に、根底にある思想について学ぶことができた。これから何度も繰り返し読み、実践を通して身に着けていきたい。2019/07/15
ireadertj
6
テスト駆動開発は、テストをただ先に書くというものではなく、テストも合わせて書き、実行することにより、動作するきれいなコードを実現することが可能となる。まさに、レッド・グリーン・リファクタリングだ! すごくいい本。正直、まだまだ理解は浅いが。 欲を言うと、golangとかで、写経できる版がほしくなる。javaは苦手....w2019/11/09
fujitom
5
読み終わった。 TDD。講座に行って、実際に使ってみて、この本を読んだ。 設計のツールって認識で感覚のズレが無かったのが安心した。 話す人によってはテストファーストと捉えてるので、話が若干噛み合わなくてヤキモキしていた。 プログラミングの一つの書き方なので、見積もりどうこうってのは論点がずれている気もする。tddでそう言う話をし始める人はテストファーストとごちゃ混ぜに認識している人なのだろうq2018/07/30