比較文学プロムナード―近代作品再読

比較文学プロムナード―近代作品再読

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784273027902
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1090

内容説明

日本の近代作品を比較文学的視点から読みなおす。

目次

序章 比較文学史的方法
第1章 坪内逍遙『当世書生気質』とディケンズ『二都物語』
第2章 矢野龍渓『浮城物語』論
第3章 明治文学における裸像のイメージ
第4章 尾崎紅葉『三人妻』とシェイクスピア『オセロー』
第5章 尾崎紅葉『金色夜叉』
第6章 独歩・花袋と外国文学
第7章 島崎藤村『春』と明治の青春
第8章 二葉亭四迷『平凡』とゴンチャロフ『平凡物語』
第9章 志賀直哉の「剃刀」とチェーホフの短篇「ねむい」
第10章 北原白秋「糸車」論
第11章 北原白秋「落葉松」と蒲原有明「さいかし」
第12章 藤村文学における世紀末と明治末
第13章 芥川文学と西欧語・西欧文学
第14章 島崎藤村『新生』と志賀直哉『暗夜行路』
第15章 川端文学におけるエロスの感覚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有沢翔治@文芸同人誌配布中

6
一つのテーマでも描き方は作家によって当然、異なる。比較文学とは同じテーマを扱った、異なる作品を比較することで、その差が何から発生するのか研究する学問の手法である。  具体例を挙げればディケンズ『二都物語』と坪内逍遥『当世書生気質』は、ともに激動の中で社会の世代交代が行なわれていく過程を描いている。しかし、描かれ方には大きく差があり、これには日英の差を反映している。 http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51511339.html2020/03/13

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