ホーキング、宇宙のすべてを語る

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  • サイズ B6判/ページ数 252,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270000977
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0040

内容説明

宇宙には始まりと終わりがあるのか?時間の本質とは何なのか?時間をさかのぼることはできるのか?宇宙論の基礎から最新の学説までをカバーした、すべてがわかる決定版。

目次

宇宙について考える
進化する宇宙像
科学理論の本質
ニュートンの宇宙
相対性理論
曲がった空間
膨張している宇宙
ビッグバン、ブラックホール、宇宙の進化
量子重力理論
ワームホールとタイムトラベル
自然界の力と統一理論
結論

著者等紹介

ホーキング,スティーヴン[ホーキング,スティーヴン][Hawking,Stephen]
ケンブリッジ大学ルーカス記念講座教授。1942年、オックスフォード生まれ。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学大学院で物理学と宇宙論を専攻。1974年、史上最年少の32歳でイギリス王立協会会員となる。1979年より現職。筋萎縮性側索硬化症と闘いながら精力的に研究を続けている

ムロディナウ,レナード[ムロディナウ,レナード][Mlodinow,Leonard]
カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得、カリフォルニア工科大学特別研究員、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団招聘研究員として物理学を研究。その後ハリウッドで脚本家として活躍する

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
東京大学大学院理学系研究科教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長。1945年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。北欧理論原子物理学研究所客員教授、東京大学理学部助教授を経て、現職。専門は宇宙物理学、宇宙論。インフレーション理論の提唱者の一人であり、国際天文学連合宇宙論部会長、日本物理学会会長を務めるなど、その功績は世界的に認められている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

131
『ホーキング、宇宙を語る』の本質を維持しつつより簡潔に、ゆったりと重要な概念について説明。『ホーキング、未来を語る』と比較して図版よりも言葉の平易さに注意が払われており、内容が重複しても他書と同じアプローチを取らないので新鮮味がある。時間の本質についての考え方の変遷や統一理論への取り組みや問題点(相対論と量子論の統合など)についてはとてもわかりやすく、ムロディナウの貢献も大きい。この世界をいかに認識するかという自然哲学的な問いも重点的で、「神」という単語が頻出。現代における宇宙論の立ち位置を掘り下げた一冊2022/02/02

vinlandmbit

57
古本屋で購入。一読だけだとその本質の理解が難しいですが、可能な限り理解を容易にするべくのたとえ話やイラストを交えた展開は非常に興味深く学びとなります。2020/08/24

ntahima

54
4冊目のホーキング本。共著者として元科学者のサイエンスライターが加わったためか(あるいは私の知識が少し増したのか?(・・。)ゞ)一番読みやすかった。但し、相対性理論、ビックバンまでは読み物としては何となくわかった気になるが、やはり量子重力理論と ひも理論は珍粉漢粉。寝不足の頭で欠伸を噛み殺しながらどうにか読み切った。面白くなかったいう意味ではない。出版当時日本でも社会現象となった旧版の「ホーキング、宇宙を語る」もいつか再読するつもり。20年以上前のこと、背伸びして読んで完全ノックアウト!Y(>_<、)Y2010/08/02

roughfractus02

9
19世紀に数学言語によって厳密さと自由を得た物理学は人間言語の制約を超え、宇宙の探求に向かい、人間の知の不確定さの限界を認めつつも先に進もうとする。『宇宙を語る』から20年後に刊行された本書は、量子重力理論提唱後の人間原理、超重力理論、くり込み理論、pプレーン理論、超弦理論を巡り、統一理論の可能性や統一された場合の未来を概説する。一方、車椅子脇の電子ボードにタップされた著者の言葉は、天の川銀河の端の太陽系に住む人間の知(哲学)が自らの言葉に留まる現況を批判しつつ、その限界を超える試みのようにも見えてくる。2020/01/02

wadaya

8
宇宙の果ては有るのだろうか?一度は誰でも思ったことがあると思う。人類の英知は「一般相対性理論」という一つの解に辿りついた。事物には初めと終りがある。この理論は宇宙の果てを示す代わりに、宇宙は膨張を続けているという解を出した。しかしそれはあらゆるものが光速を超えることができないという前提だった。つまり光速を超えるものが存在した場合にはあてはまらない。人類の英知は宇宙を限定的にしか理解できていない。人類は一つの静止した物、位置又は基準でもいい、そういったものの差異からしか事物を認識することができない。続く2019/04/30

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