フィロソフィー・ジム―「考える脳」をつくる19の扉

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270000076
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

「宇宙はどこからはじまったのだろう?」「人間の心はどこにあるんだろう?」「遺伝子操作で人間を設計してもよいのだろうか?」考えても答えが見つからないような問いを、突き詰めて考えてみる、それが「哲学な思考」です。古来から、多くの人がこの哲学的思考に取りくんで、人間や宇宙や、あらゆる物や事の成り立ちを解き明かそうとしてきました。これこそが真理だ!と思った瞬間に、その真理を突き崩す別の真理が立ちあらわれる。人間はそんなことを繰り返してきたのです。本書は、ごく日常的な問いをとりあげながら、突き詰めて考えるとはどういうことか、「哲学的な思考」とはどんなものかをわかりやすく説いています。

目次

宇宙はどこからはじまったか?
とりはずされた脳の冒険
意識という謎
日常にひそむ推論の落とし穴
歯医者には患者の痛みが理解できるか?
考える機械の悲しみ
意味とは何か?
デザイナー・ベビーの誕生
同性愛はいけないこと?
道徳を教えるのは神様か?
悪さを見抜く色眼鏡
これでも芸術?
知識について
日はまた昇る
タイム・トラベルは可能か?
人は人を罰しうるか?
ジョディーとメアリーの最大幸福
ぼくがぼくであること
世界をまどわす七つの逆説

著者等紹介

ロー,スティーブン[ロー,スティーブン][Law,Stephen]
哲学者。ロンドン大学ヘイスロップ・カレッジにて教鞭をとる。予備校を除籍されたのち、哲学と出会うまでの数年間を郵便配達をして過ごす。それまでAレベルの成績はひとつもなかったが、哲学のたのしみを「発見」して人生が一変。大学入学資格を取得して、学生時代はきわめて優秀な成績を修める。オクスフォード大学トリニティ・カレッジ、さらに同大学クイーンズ・カレッジへとすすみ、博士号を取得。英国王立哲学学会発行の一般読者向け哲学雑誌“Think”の編集者でもある

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。思想家・翻訳家。インターネットの哲学サイト『ポリロゴス』を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

凸凹

2
「意識」、「考える機械」、「善と悪」、「タイムマシン」、「宇宙の起源」というような、いろいろな哲学のテーマを題材に、合理的な根拠を示すために必要となる哲学的思考方法を身に付ける本。内容もわかりやすい。良書。2013/02/23

xivia | ゼビア

1
様々な哲学のテーマと, それに対するアプローチに触れることができる. 個人的には自分の興味の対象が明確になった. 改めて世界はわからないことばかりである.2015/11/13

1
四枚のカード問題がわからなかったけどどうやら初版本は答えが間違っているらしいのでスッキリした。2015/04/06

lily

1
大学の時に読んだものの再読。難しい。2013/10/29

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