出版社内容情報
《内容》 アルツハイマー病と診断され、アリスになることがわかってしまう人もいる。私たちはいつアリスになるかわからない。アリスが迷い込むところが癒しの国であるとわかっていれば、安心して新しい世界に入っていける。アルツハイマー患者や高齢者の尊厳と権利と癒しについて述べた話題の書。
《目次》
【癒しについて】 心の癒しと生命力/高齢者と癒しについて/セクシーに美しく生きること、そして夫婦とは 【患者さんの尊厳について】 高齢者の孤独と孤立/患者さんの心理/その人らしさ、個を尊重しよう/最後まで上手に生き、そして上手に死ぬためのコツ/死生観について 【患者さんの権利について】 患者さんの権利とは何か/患者さんの権利について/知る権利、知りたくない権利、そして患者団体 【医療と癒しについて】 病人は何のために病院に来るのだろう/医学の進歩の影で/介護・医療の質の保証/米国の病院散見 【癒しの環境について】 癒しの概念と環境づくり/臨床的貧困を防ぐエデン運動/アートについて/高齢者の照明環境
内容説明
高齢者が生き生きと活力をもって暮らしていくには何が大切かを、アルツハイマー病患者さんの癒しの世界をとおして豊かに謳いあげる。
目次
1 癒しについて(心の癒しと生命力;高齢者と癒しについて ほか)
2 患者さんの尊厳について(高齢者の孤独と孤立;患者さんの心理 ほか)
3 患者さんの権利について(患者さんの権利とは何か―不思議の国のアリスの権利;患者さんの権利について ほか)
4 医療と癒しについて(病人は何のために病院へ来るのだろう;医学の進歩の影で ほか)
5 癒しの環境について(癒しの概念と環境づくり;臨床的貧困を防ぐエデン運動 ほか)
著者等紹介
高柳和江[タカヤナギカズエ]
1970年神戸大学医学部卒業。1977年徳島大学大学院博士課程卒業。クウェート国イブン・シナ病院小児外科コンサルタント。1992年米国アイオワ大学附属病院院長付研究員。現在、日本医科大学助教授、医療管理学。癒しの環境研究会代表。英国小児外科学会会員
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