出版社内容情報
認知症の人と、その家族がともに幸せな生活を送るための本です。
認知症になっても、かけがえのない家族には変わりありません。心配で、症状が進行しないようにと、トレーニングやリハビリテーションをさせようと思うかもしれません。しかし、それよりも本人の声を聞くことが大事です。
何をしたいか、遠慮していることはないか、尋ね、考え、一緒に実行してみましょう。思いが通じ合えば、より暮らしやすくなり、心地よい環境になることで、認知症の症状は必ず変わります。
本書は、4つの章から構成されています。気になるところから読み進めてください。
1章 いろいろなことを乗り越えてきた家族の体験談から、認知症の人との暮らし方のヒントが見つかります。
2章 知っておきたい体の変化、体調管理について役立つ情報。目、口、耳、肌、足の専門医がアドバイスします。
3章 認知症について知りたいことをQ&A形式で紹介。症状、病院の選び方、検査についてなど。
4章 家族の負担が軽くなる医療や介護のサービスの使い方を紹介。誰に何を頼めるのかがわかります。
1章 認知症の人と一緒にいろいろなことを乗り越えてきた家族から教えてもらいましょう
家族の体験談から暮らし方のヒントを見つける
2章 からだの変化を家族がよく見てサポートしましょう
目、耳、口、肌、足の専門医からアドバイス
3章 認知症かもしれないと気づいたときから家族が知りたい12のこと
「認知症かもしれない」と思ったらどうすればいい?/どんな病気?/症状にはどんなものがある?/薬は飲んだほうがいい? など
4章 医療や介護のプロの力と地域の力を借りて暮らしを明るくしましょう
介護保険の申請手順/医療・介護のプロってどんな人?/在宅で受けられるサービスとは?/介護施設について
繁田 雅弘[シゲタ マサヒロ]
監修
内容説明
本人と家族がともに幸せな生活を送るための本。いろいろなことを乗り越えてきた家族の体験談から、認知症の人との暮らし方のヒントが見つかります。知っておきたい体の変化、体調管理について役立つ情報。目、口、耳、肌、足の専門医がアドバイスします。認知症について知りたいことをQ&A形式で紹介。症状、病院の選び方、検査についてなど。家族の負担が軽くなる医療や介護のサービスの使い方を紹介。誰に何を頼めるのかがわかります。
目次
1章 認知症の人と一緒にいろいろなことを乗り越えてきた家族から教えてもらいましょう(「黙って聞いていればいいのよ」「近所の人に頼ればいいの」と認知症になった母が教えてくれた;認知症を理解することで母がなぜ強い口調で言うのかわかった。気持ちを上手に伝えられない母を支えたい ほか)
2章 からだの変化を家族がよく見てサポートしましょう(目―白目の充血、目やには受診のサイン。白内障・緑内障の検診も早めに受けておくと安心;耳―「声をかけても返事がない」「足元がふらふらする」ときはまずは耳の病気を疑うことが大事 ほか)
3章 認知症かもしれないと気づいたときから家族が知りたい12のこと(もの忘れが気になります。認知症でしょうか?;「認知症かもしれない」と思ったらどうすればいいの? ほか)
4章 医療や介護のプロの力と地域の力を借りて暮らしを明るくしましょう(介護保険の申請の手順;医療・介護のプロってどんな人? ほか)
著者等紹介
繁田雅弘[シゲタマサヒロ]
東京慈恵会医科大学精神医学講座教授。同大学精神神経科・メモリークリニック診療部長。東京慈恵会医科大学卒業。1992~1995年スウェーデン・カロリンスカ研究所客員研究員、2003年東京都立保健科学大学教授、2005年首都大学東京健康福祉学部学部長、2011年首都大学東京副学長、2017年より現職。東京都認知症対策推進会議副議長、日本老年精神医学会理事、日本認知症ケア学会理事。東京・三鷹「のぞみメモリークリニック」非常勤医師
大澤誠[オオサワマコト]
医療法人あづま会大井戸診療所理事長・院長。信州大学医学部卒業。1987年大井戸診療所を開業。日本老年精神医学会専門医・指導医、日本精神神経学会専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医。診療所、訪問看護・訪問リハビリ、デイケア、グループホームなどの施設をもつ医療法人で、おもに認知症の人の在宅医療に取り組んでいる
内門大丈[ウチカドヒロタケ]
医療法人社団みのり会湘南いなほクリニック院長、横浜市立大学医学部臨床准教授。横浜市立大学医学部卒業。2004~2006年米国ジャクソンビルのメイヨークリニックに研究留学。横浜舞岡病院を経て、2008年横浜南共済病院神経科部長に就任。2011年湘南いなほクリニックを開業。いなほクリニックグループ共同代表として、認知症医療(もの忘れ外来、在宅医療)を推進。N‐Pネットワーク研究会、広告医学研究会、湘南認知症研究会、湘南健康大学などの取り組みを通じて、認知症に関する啓発活動・地域コミュニティの活性に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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