出版社内容情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、切り札として登場したワクチンに注目が集まりました。もともとワクチンは子育ての中で、「予防接種」として、命を左右する重大な感染症を予防する医薬品として、存在はよく知られてきました。しかしそのワクチンとはいったい何なのか、また免疫とは何なのか、その基本的な仕組みはあまり知られていません。新型コロナウイルスワクチンの議論は活発に行われ、さまざまな情報、噂が飛び交っていますが、そもそもの基礎知識を知らずに、まったく誤った認識のもとに語られる話も少なくないのが実情です。本書は、「ウイルスとは?」「生ワクチンとは?」などテーマごと、2ページ見開き展開で、やさしく、しかし基礎知識はしっかり理解できるよう、イラスト図解つきで紹介するものです。また、国内で接種できるワクチンを、ロタウイルスワクチンからインフルエンザワクチンまで、主要14種類を紹介していますので、子育て中の方にも大変役立つ内容となっています。そして、新型コロナウイルスワクチンの誕生によって、ワクチン開発の世界はガラリと様相を変えました。その前代未聞のまったく新しいワクチン、「mRNAワクチン」とは何なのか、さらに開発が進んでいる「レプリコンワクチン」とは? など、未来のワクチンについても、米国立研究機関のウイルス免疫学の第一人者、峰宗太郎氏の監修のもと紹介します。いろいろ意見や判断を下す前に、まずはきちんと知っておきたい一冊です。
内容説明
そもそもワクチンって何?からはじまるやさしい授業。子育て、癌予防、新型コロナまで、不安がなくなる!判断できる!
目次
第1章 ワクチンとは?免疫とは?
第2章 人類と免疫の戦い
第3章 子どもたちとワクチン
第4章 癌とワクチン
第5章 新型コロナとワクチン
第6章 未来のワクチン
著者等紹介
峰宗太郎[ミネソウタロウ]
1981年、京都府生まれ神奈川県育ち。京都大学薬学部総合薬学科、名古屋大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所等を経て、2018年より米国立研究機関博士研究員。国内外で得たスタンダードな医療知見のもと、SNSやブログで正しい医療情報を発信している。医師(病理専門医)、薬剤師、博士(医学)。専門は病理学(血液悪性腫瘍・感染症の病理診断)、ウイルス学、免疫学。予防医療普及協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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