内容説明
火星連邦軍が緊急脱出用の小型宇宙機を捕らえた。永久追跡刑事と名乗る乗員が携帯していた物は、千年前の地球の大型拳銃と警察手帳、さらに「帰還装置」―。
著者等紹介
神林長平[カンバヤシチョウヘイ]
1953年、新潟市生まれ。SF作家。79年、早川書房・第5回ハヤカワSFコンテスト佳作入選「狐と踊れ」でデビュー。95年、人間と言葉の関係を描いた連作集『言壷』で、第16回日本SF大賞受賞。SFファンの投票によって選ばれる年間ベストSF「星雲賞」を、短編「言葉使い師」他、長編『戦闘妖精・雪風』『グッドラック』『敵は海賊・海賊版』『プリズム』等で、合わせて7回受賞。『ライトジーンの遺産』は『SFマガジン』誌にて、「ベストSF1997」第1位を獲得している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんまいシリル
2
帰還装置…タイトルには「永久」がついていたけど、何だったのだろう? とてつもなく難しい本で年越ししてしまったなぁ。生きる事、人間であること、「帰る」という事…寄せては返す波のように、投げかけられている。「きみがわたしを忘れない限り、ずっとそばにいる。それまでわたしは帰らない。」私の解釈は、多分、作者の意図した物語ではなくなっているような気もするが、興味深く読むことができて良かった。2014/01/01
まっすー
1
32023/08/09
depo
1
図書館リサイクル本。2022/03/16
いちはじめ
1
僕がハードカバーでも確実に買う数少ない作家。同じ作者の「太陽の汗」や「猶予の月・第二部」などを彷彿させる展開もありながら、別物に仕上がっている。猫のエピソードは秀逸2001/11/17
murumy
0
素直に名作だと思う。台詞や登場人物の議論が独特で素晴らしい。初めて神林さんの小説を読んだが他の著作も読みたいと思わせる。2010/10/05
-
- 和書
- 都市と川 人間選書