ソノラマ文庫
コスプレ温泉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784257770213
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ボーナスを翌週に控えた初夏のある日―『そげな銀行』西竹口支店の店頭係・乾岬(二十三歳)は、ビル街にある公園でアニソンを口ずさみながら放心状態となっていた。なぜなら、その日の朝礼で突然、専門職以外の女子店頭係の全員解雇を言い渡され、退職金もないまま放り出されてしまったからだ。これからのことを考える余裕もない岬―そんな彼女に、後輩の竹川頼子が声をかけてくる。果たして頼子の目的は?三年半にもわたる綿密な取材のもとに描かれた、吉岡平入魂の一冊。

著者等紹介

吉岡平[ヨシオカヒトシ]
1960年7月16日、岡山県笠岡市に生まれる。84年「小説版コータローまかりとおる」(講談社X文庫)で作家デビュー。林明美の名でアイドル研究家としても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミヤザワ

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冒頭で名曲「未来形アイドル」を口ずさむヒロインにひかれて読んでみた。銀行をくびになったヒロインが、同僚の誘いでコスプレの魅力にはまり、大分県中津江村にある実家のひなびた温泉旅館を、おたく客の力で復活させる物語。作者自身がカメラマニアなのもあって、コスプレ描写は気合いが入っていて、おたくネタににやにやできる。一方で温泉部分はおまけ的要素か。最初は興味がなかったコスプレに目覚めていく過程がおもしろかった。2015/04/30

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