ソノラマ文庫
鵺姫異聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784257769637
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

プロジェクトシティ―それは本格的な宇宙移民を目指す『進化計画』のために作られた、赤道直下の洋上に浮かぶ巨大な人工島だ。そんなシティでパトロール部隊員として働く田中隆が、ある事件で身柄を拘束した奇妙な山伏の持ち込んだ石の力で、戦国時代の日本へと飛ばされてしまう。そこで隆は、僧侶のような格好をした老人や生死の境をさまよう巨大な鬼と出会い、成り行きから宇宙滅亡の危機を未然に防ぐための計画に身を投じることになるのだが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

た〜

5
【ストーリー重視型】(再読)鵺姫真話のスピンオフ作品。他の星虫シリーズは関わりは深くても一応独立した作品として成り立つけど、これはシリーズ3作を読んでからじゃないとわかりにくいだろうな。2014/03/05

hirayama46

3
『鵺姫真話』の姉妹編である長編ですが、うーむ、ちょくちょくよくわからない部分があったのは『星虫』の記憶が遠いからか、そもそも『イーシャの舟』を未読のせいか……。体育会系男子の隆さんとポケットサイズの鬼であるペクさんとの戦国時代ロードノヴェル的な部分は楽しく読めたのですが、終盤のスケールの大きいSF部分は理解がおぼつかなかったです。2021/02/06

卯月

2
再読、星虫シリーズ4、完結。星虫事件3年後、パトロール隊員の田中隆は、戦国時代に呼び寄せられて瀕死の鬼と出会い、協力することに。『星虫』で脇役だった隆が主人公、行先は『鵺姫真話』3年後。天才ばかり登場するシリーズで、頭脳派ではないお調子者の隆の活躍は読んでいて楽しい。ただ、“どう転んでも地球は滅ぶけれど、全宇宙を助けてくれ”と言われてもピンとこないし、設定がデカくなり過ぎてSFよりむしろファンタジー。前3作が★5つなら本書は4つで個人的に若干低評価だが、ラスト一行でシリーズ全ての時の輪が閉じる構成は見事。2013/11/12

medihen

2
<星虫>シリーズの背景設定解説編にして、シリーズ大団円編。ただ、この作品単体で見ると、ファンタスティックな部分と等身大の主人公のすり合わせがもう一歩だったかも2004/02/18

たけとり

2
鵺姫が凄く好きになって面白かった分、発売当時にコレを読んで、クラスメイトがタイムスリップした先に残って実は主人公のご先祖になっていましたというオチに納得できなかった覚えが。

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