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内容説明
覚えていますか、あの「郵政省特別配達課」。郵政省亡きあとも、トッパイは元気です。切手が貼れるものならなんでもOK。特装新幹線車両や高速ヘリを駆使して、全国各地へ、皆様の真心を確実に素早くお届けしています。ところが、ここに来て、郵便局が宅配便に対抗して作った高速配達網が完成。特配課は存亡の危機に!しかし、この高速網、何かが足りないと感じた、熱血コンビの鳳一と美鳥。今、炎の配達が始まった。
著者等紹介
小川一水[オガワイッスイ]
1975年生まれ。作家。宇宙作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやしん
1
口では手から手への配達の尊さを宣っているが、現場の名もなき配達員を丸無視するダブルスタンダード。ここでいう尊さは送り主から渡された主人公がそのままお届けするシステム。カウンタックを何百キロもの距離もスピードもかけるぐらいなら、ヘリで飛んで現地の自転車配達員に渡した方がよっぽど安全・確実で経済的じゃないかな?言っちゃあ悪いが「イイ仕事したぜ!」と本人だけが達成感に酔っている。イチャモンでしかないが、主役達は他人を信用できないだけじゃん。
トライ
0
続けて再読。走り屋対決まであり。クセのあるジジイがいい。発売当時買うのに苦労して、偶然行った博多のブックオフであったときの喜びを思い出しました。2011/06/17
レンズマン
0
頭文字Dかよ!2011/04/17
さりゅ
0
前作の新版読んだ勢いで読みました。走り屋対決に山登り、もう郵便と関係ない展開にありえねーと思いつつ楽しめました。小川一水の作品はやっぱ好きだと再確認。 2011/03/21
いかちょー
0
車、登山、政治、かくも作家は様々な事を知っているのかとびっくりする。話そのものは、そんなんありか、という展開だけれども、その話を支える要素の濃さで突っ込みも引っ込めざるを得ない。これがSFではないというのがなんと惜しまれることか。いや、SFではないからこそ、面白いのかもしれない。2009/04/04