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内容説明
銀河最大の葬祭社団ヨミ・クーリエ社の新米葬祭司補ティックは、宇宙会戦で犠牲になった人々の遺灰を散灰するため惑星ペリペティアへと向かっていた。そんなティックのもとに届けられた枢機卿からの命令書には、歴史的なイベントになるであろうフォークト大帝の葬儀を、怪我で赴任できなくなった最高大司教の代理としてティックが祭司するようにとあるではないか!しかも彼の補佐役としてやって来た尼僧は一見、可憐な美少女だが、実は―!?SFメルヘンの旗手が放つ、感動長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
1
絵が懐かしかったので。冒頭から色んな内容がてんこ盛りですぐにお腹いっぱいになる。きっと作者の好きが全力で詰まってるんだろうなと。あまりSFを読まないのでSFのことは分からないが、船や乗り物が好きなのかなと思った。宇宙の話だからか、ベタだがスターウォーズを思い出した。2020/09/16
ふうすい満月
1
銀河最大のお葬式を勤めるハメになった葬司祭ティック。ヘタレな彼と葬儀社きっての暴れん坊キャルが中心の本格的SF。SFにありがちの冒頭から銀河の発祥云々説明などすっとばし、各キャラが大活躍! 人の罪、国の争い、宇宙全土の謎を組み込んで進む展開はまさに生きたSF小説の見本。SF苦手な方に挑戦してもらいたい作品です。2013/01/23
葛宮
1
ジャンルとしてはスペースオペラになるのかな。主人公が完全なヘタレじゃないのは良いですね。2011/05/31
シュエパイ
0
久々に再読。十二分の一しか救えなかった命、その幸せへの道は暗く遠くて。意味もなく殺された人々の無残な死体を前に、涙しながら祈りを唱え、目を閉じてあげる。そんな大司教代理の姿は、それだけで神々しいさ。あぁ、わくわくしてきた2010/11/24