ソノラマ文庫 リバティ・ランドの鐘

秋山 完【著】

朝日ソノラマ（1996/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 15cm
• 商品コード 9784257767602
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

宇宙に浮かぶ巨大遊園地リバティ・ランド―そこは、八百万体のロボットたちによって作りだされた夢と魔法とノスタルジーの楽園だ。そのリバティ・ランドが惑星チェスナットの衛星軌道で営業中に、星間戦争に巻き込まれてしまった。巨人ロボット兵器を操り攻めてくる敵に、逃げ遅れた二千人の観光客を抱えたリバティ・ランドの運命は。期待の新鋭が贈る、ＳＦメルヘンの佳作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[烏龍茶]

遊園地惑星を侵略者たちから守るために、従業員と人工知能たちが遊園地ならではの道具や素材を使って戦う。何度も読み返す、完成度の高い作品。

[フィーネ]

人間と機械の関係やあるもので戦う展開が熱い。

2013/07/27

[シュエパイ]

二度とホームへは帰えれない、鳥のロボット達の姿に涙が流れた時から。中学生だった頃の私の心には、いまでもバタースパングルドバナーが風になびいているのです。　お客様の笑顔のために、ただそれだけのために、全身全霊を注ぎ込む。彼らは、人々が憧れ続けた、天使そのものなのですから。

2010/02/08

[６月屋]

宇宙空間に浮かぶ巨大な遊園地が、巨大軍事組織に狙われてそれを迎え撃つ話。遊園地ならではの戦い方が楽しいが、ロボットたちが次々に倒れてゆく様は中々に重い。

2018/08/03