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内容説明
あたしの名前は沢田ゆかり―パパが怪しい業者から掴まされたチョー格安の中古航宙船“マリー・セレステ”をわが家とする、花の女子高生だ。でも、聞いてよ!この船、ちょっと…っていうか、かなりやばい感じがするんだよね。だって業者のお姉さんは肝心な質問になると話を逸らすし、パパは詐欺に引っかかるのが得意だし。で、案の定、あたしが船でアホ犬と留守番をしている時に『ほんとにあった怖い話』の幕が切って落とされたの。
著者等紹介
草上仁[クサカミジン]
1959年日本生まれ。1981年ハヤカワSFコンテスト佳作。1982年サラリーマンとなる。その後いろいろあって現在に至る。三重県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
2
女子高校生・沢田ゆかり。父親が勝手にマンションを売って中古宇宙船《マリー・セレステ号》を買ってきた。家族みんな宇宙船で暮らすことになったが、そこで様々な怪異が! ということでホラー&コメディな宇宙SF!しかし幽霊だけではない違和感あるとは思ってたけど、まさかこんな真相が!?よくこんなゴーストだけどSFなオチを思いついたな!?さすが草上仁先生だ!伏線もスゴイ回収されてるし!全部がこの人に繋がってたんだという快感!まさかアレがアレで、しかもアッチでアレをやってたとか!どういう発想力でこんなの思いつくんだ!?2024/04/19
1977年から
0
2007年
埋草甚一(U.J.)
0
流石は草上仁、大どんでん返しの妙!2005/07/12
いちはじめ
0
短篇ユーモアSFの名手の印象の強い草上仁だが、ソノラマでは長篇勝負。いくつかシリーズ物を書いているが、これは単発。信頼して読める安定感はさすが。2005/11/04
ぷくらむくら
0
オチにひっくりかえりました。さすが、草上仁!2008/10/13