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出版社内容情報
語りの根拠である「記憶」を問い直し,現代における記憶の扱いを介して今の暮らしのあり方を描く〔内容〕阪神・淡路大震災と慰霊/記憶の暴力/記憶から声へ/都市祭礼をめぐる語り/トポグラフィティ/白川郷の記憶/フォークロリスムス/他
目次
総論 方法としての記憶―民俗学におけるその位相と可能性
1部 記憶と記念(阪神・淡路大震災と慰霊―「震災モニュメント」以前;記憶の暴力―新潟県佐渡の戦歿者祭祀と御霊化過程;記憶から声へ―共同作業としての民俗誌の可能性)
2部 身体の記憶(風景に刻み込まれた記憶と短歌―山村と林業の近現代;身体化する規範―近代の禁煙・禁酒と未成年;都市祭礼・小倉祗園太鼓をめぐる語り―獲得される「場所性」 ほか)
3部 記憶と郷愁(観光客にとっての祭礼、地域にとっての祭礼―沖縄竹富島の種子取祭から;世界遺産「白川郷」の「記憶」;記憶とフォークロリスムス)
著者等紹介
岩本通弥[イワモトミチヤ]
1956年東京都に生まれる。1986年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科満期退学。1987年国立歴史民俗博物館民俗研究部助手。1991年東海大学文学部文明学科講師。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授
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