出版社内容情報
生態と分布を軸に植生の姿を平易に図説化。待望の改訂。〔内容〕日本の植生の特徴/変遷史/亜熱帯・暖温帯/中間温帯/冷温帯/亜寒帯・亜高山帯/高山帯/湿原/島嶼/二次草原/都市/寸づまり現象/平尾根効果/縞枯れ現象/季節風効果
目次
第1部 日本の植生(日本の植生の特徴;日本の植生変遷史)
第2部 日本の植生分布(各植生帯を構成する代表的な植物群落とその分布;地域的な植生とその分布)
第3部 地域固有の植生分布とその要因(縞枯れ現象;季節風効果;平尾根効果)
著者等紹介
福嶋司[フクシマツカサ]
1947年大分県に生まれる。1977年広島大学大学院理学研究科博士課程修了。東京農工大学大学院共生科学技術研究部。教授・理学博士
岩瀬徹[イワセトオル]
1928年千葉県に生まれる。1949年東京高等師範学校生物科卒業。前千葉県立千葉高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えも
11
シダ散策するなら植生の基礎知識ぐらいは身につけようかと、まずは「図説」ってやつを▼図や写真もよかったが、文章も割と面白く読めた。2024/01/02
俊介
6
文章はいかにも教科書的で面白みには欠けるが、カラー写真が豊富でその分、文庫判よりかはとっつきやすかった。2000年くらいまでの研究成果も反映されている。微妙なバランスのもとに成り立っている植物たちの姿に本当に驚かされる。植生の世界は時間の進み方が物凄くゆっくりで、時短が通用しない。しかし壊れる時はあっという間。人間を多方面から支えてくれている自然を守るのは、やはり人間の義務だなと感じた。2019/12/14