出版社内容情報
自然人類学の面白さを伝えることを第一に考えた“人間の過去と現在”の物語。〔内容〕人間のはるかなる過去/化石が語る人類の道のり/モンゴロイド物語/古人骨から探る日本人のルーツ/遺伝子でたどる地球上の人間模様/人間の骨格案内
【目次】
1. 人間のはるかなる過去―人間以前の物語―
1.1 霊長類とは
1.2 類人猿とは
1.3 狩猟・肉食行動の進化
1.4 類人猿の道具使用行動
1.5 食物分配行動
1.6 性的分業と生計活動の性差
1.7 類人猿の性行動
1.8 類人猿の社会構造と家族
2. 化石が語る人類の道のり―人類の進化の物語―
2.1 人間という名の動物
2.2 ミッシング・リンク(失われた環)を求めて
2.3 人類の始まり
2.4 原人類(ピテカントロプスの仲間たち):人間への旅だち
2.5 旧人:いささか時代遅れの人間グループ
2.6 新人:完成されたホモ・サピエンス
2.7 人間の進化の物語:要約
2.8 人類および近縁種の分類
3. アメリカ大陸とオセアニアへの拡散―モンゴロイド物語―
3.1 人間:ホモ・モビリタス
3.2 モンゴロイドとは
3.3 モンゴロイドの誕生
3.4 シベリアのモンゴロイド
3.5 アメリカのモンゴロイド
3.6 オセアニアのモンゴロイド
4. 古人骨から探る日本人のルーツ―日本列島人-50万年の歩み―
4.1 更新世の日本列島人
4.2 縄文人
4.3 日本人起源論―その歴史―
4.4 弥生人
4.5 古代から現代へ
5. ヒトさまざま―遺伝子でたどる地球上の人間模様―
5.1 遺伝子の系図
5.2 遺伝子頻度と遺伝的浮動
5.3 遺伝距離と遺伝的近縁図
5.4 ヒト集団の遺伝的関係はどうなってゆくのか
6. 遺伝子でたどる人間への道―突然変異から意識の進化まで―
6.1 遺伝子とは
6.2 遺伝子で時間線を遡る
6.3 人間の遺伝子進化の実例
6.4 人間性の遺伝的基礎
7. 人間の骨格案内―骨が語る人間の履歴―
7.1 人間の骨格
7.2 骨を読む
8. 参考文献
9. 索 引
内容説明
本書は、自然人類学のエッセンスを集めた本である。かなり内容が多岐にわたるが、ともかく総花的になることを避けるため、いくつかのテーマを選んで、それぞれの専門研究者が噛み砕くように執筆した。全章を通じて、何か特別な主題を貫こうとする意図はない。自然人類学が攻撃する範囲をできるだけ有効にアピールしようというのが、本書の最大の狙いである。
目次
第1章 人間のはるかなる過去―人類以前の物語
第2章 化石が語る人類の道のり―人類の進化の物語
第3章 アメリカ大陸とオセアニアへの拡散―モンゴロイド物語
第4章 古人骨から探る日本人のルーツ―日本列島人‐50万年の歩み
第5章 ヒトさまざま―遺伝子でたどる地球上の人間模様
第6章 遺伝子でたどる人間への道―突然変異から意識の進化まで
第7章 人間の骨格案内―骨が語る人間の履歴
感想・レビュー
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