内容説明
エクスカーションとは…「体験と学修を重視した小旅行」のこと。地域に関する詳細な説明を受けたり、参加者同士で意見を交わしたりしつつ、多面的に地域理解を深める。本書では、特に地理学の立場からの「地理エクスカーション」を海外でおこなう「海外エクスカーション」を解説。
目次
第1章 海外エクスカーションの意義(海外エクスカーションとは;地理教育における海外エクスカーションを通じた能力の育成;高校と大学での学習プログラムとしての海外エクスカーション)
第2章 さまざまな海外エクスカーション(海外エクスカーションの多様な実施形態;現地集合による海外エクスカーション;NGOと連携したベトナムにおけるマングローブ植林スタディツアー)
第3章 海外エクスカーションの実際(1週間~2週間の実例)(ヨーロッパを学ぶためのアウシュヴィッツ;多民族社会を体感する―マレーシア・シンガポールの8日間;自然と社会のダイナミズム―アメリカ合衆国・ワシントン州)
第4章 海外エクスカーションテーマの提案(南太平洋島嶼地域の観光と社会を学ぶ―ニューカレドニア;スペインカナリア諸島の景観にみる自然・歴史・文化;フィリピン共和国マニラ首都圏にみる経済活動の諸現象;アメリカ合衆国の国立公園で自然を学ぶ―プライスキャニオンを事例に)
著者等紹介
島津弘[シマズヒロシ]
1962年東京都に生まれる。1993年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、立正大学地球環境科学部地理学科・教授。博士(理学)
伊藤徹哉[イトウテツヤ]
1971年宮城県に生まれる。2002年筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。現在、立正大学地球環境科学部地理学科・教授。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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