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出版社内容情報
ブナの森のどこにダムがかくされているのか。ワシ・タカのゆくえを追い求めてみつけたブナの森の素晴らしい働きを研究。
小学校中学年以上向き
★第9回吉村証子記念「日本科学読物賞」
内容説明
ブナの森のいったいどこに、緑のダムがかくされているのだろう。ブナの森に入って研究してみよう。各地で消えようとしているブナの森の危機についても考えてみよう。
目次
ノスリのゆくえとブナの森
スプリングエフェメラル
梅雨の季節
ま夏の森で
秋のめぐみ
落葉の季節
ブナの分布とすみわけ
ブナの芽ばえから大木になるまで
森の下にはもう一つの森が…
世代交代をくりかえす森
ワシ・タカは自然のゆたかさのものさし
緑のダムのひみつ
流れる水の四季
縄文文化をささえたブナの森
きえていくブナの森の文化
「水」の文字にこめられたねがい〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
26
ブナは、硬く折れやすく、腐りやすい性質を持っています。建材に向かず、皆伐され、ズキ、ヒノキに置き換わっていきました。また、乱開発による伐採も進みました。昭和時代から急速にブナの森は消えています。すると、山は保水力を失い自然災害に繋がります。食物連鎖が崩れた動物の住めない森は荒廃して行きます。やがて、我々人間の生活に影響を与えるようになります。今のアーバンベア、鉄砲水による水害や土砂崩れ被害などが物語っているのではないでしょうか。ブナの森を守ることが、生活を守ることだとあらためて認識した次第でございます。2023/12/11