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出版社内容情報
小島に住むうさぎは、陸地にわたるため、さめをだますことにしました。数をかぞえるからと、さめを陸地まで一列に並ばせて……。
5歳から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
105
いなばのしろうさぎだけのところはよく覚えているのですが、それ以外のところはすっかり抜け落ちていました。やはりこの絵と文章を書かれた方はよく考証されているようです。大国主の命が2回も殺されていて生き返っていたとは、それで最後はその難を逃れるために黄泉の国へといきます。勉強になりました。2019/03/26
たまきら
30
スサノオが大好きなオタマさん。彼の子孫の話に最初は興味うすめでしたが、イケメンがいびられていると知ってからは「おばけずかんみたい」と笑い始め、最後次巻ではスサノオが登場すると分かると大喜び。…こういうやんちゃ好きのDNA、大丈夫かしら。2019/02/28
ベル@bell-zou
25
須佐之男命の子孫、大国主命とその他大勢の兄弟・八十神の物語。八十神たちにひどい目にあわされたうさぎを助けたところ「八上姫が見初めるのは貴方」と予言された通りになり、妬んだ八十神に何度も殺されては甦る大国主命。母の助言で須佐之男命がいる黄泉の国へ渡り避難する。…神様たちの性格って何故こうも善悪両極端なのか。>付録解説。①舟崎氏~従来の古事記絵本ではウサギが騙すのはワニ。出雲ではサメをワニという。しろうさぎの"しろ"≠白、しろ=素。素裸・裸 あかはだか。②赤羽氏~ウサギが塗るガマの穂の花粉は古代から伝わる薬。2019/04/10
shoko
22
日本の神話って面白いんだな…!と思い出す。第四作目はいなばのしろうさぎと、須佐之男の命の子孫、大国主の命のお話。あとがきより 「「いなばのしろうさぎ」は正しくは白いうさぎのことではなく、素(しろ)ー素裸、あかはだかのうさぎという意味なのです。」というわけで、本書ではうさぎは夏仕様の褐色で描かれている。/あらくれものだった須佐之男の子孫はろくでもなく、嫉妬心にかられた骨肉の争いが繰り広げられる。民を導く徳の高い神や預言者がいる宗教と異なり、日本の神はとても人間らしい。2023/07/25
かおりんご
19
絵本。大国主命が、お兄さんたちにさんざんいじめられているのが切ない。うさぎもうそをつくのはダメだけれど、お兄さんたちは、もっと酷い。大国主命はココロ優しいから、幸せになれてよかった。が…元の話だと、途中で亡くなって鳥になったんじゃなかったっけ?2013/11/26