内容説明
激動する国際政治が政治学に投げかけている課題を直視し、政治と政治学の枠組みとその意味を問い直し、新たな理論構成に向けて全面的・多角的に掘り下げる。
目次
1 政治学・戦略・ユートピア
2 政治の復権―ウェーバーのマルクス批判
3 地方自治の政治学
4 政治学と帝国主義論―帝国主義概念の方法論的再検討
5 地域開発の政治経済学―フォーディズム的地域開発と内発的発展
6 コーポラティズム論を超えて―制度論からダイナミック・アプローチへ
7 フェミニズムと政治権力―一つではないフェミニズム
8 エコロジーの政治学―グリーン・ポリティクスにむけて
9 現代レギュラシオンと国家―日本はシュンペーター主義的勤勉国家の最先端か?
10 民族の政治学