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内容説明
惑星ジパス―すでに栄えた文明は滅び、女性だけしか生まれなくなった種族が住む―の古代遺跡を調査するため訪れたトキ乃。しかし現実に待っていたのは博物館での雑務に追われ、調査にはほど遠い日々だった。傷心のトキ乃は、この惑星を訪れるとき、スペースバスの中で出会った神父のアレクと地球の猫に似た容姿のガラリア人セイジロに誘われて、遺跡へ行くことに。教会に伝わるという「宇宙生命図鑑」。その欠落した部分を改訂作業していると言う彼ら。その本当の目的とは…。渾身のSFファンタジー。
著者等紹介
小林めぐみ[コバヤシメグミ]
2月24日生まれ。埼玉大学物理科卒。1990年富士見書房より「ねこたま」でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本匠
6
この人は以前ハヤカワ文庫JAの「地球保護区」「回帰祭」を読んだ。それ以外にもライトノベルをかなり書かれているのですね。この本は、未来のお話、地球人は宇宙のあちこちに進出し、煙たがれている状況にある。学芸員のトキ乃は、惑星ジパスの博物館に採用が決まり、ジパス行きのスペースバスに乗り込むが、乗り合わせたのが奇妙な神父と猫型宇宙生物だった。 この本は、調べてみるとセンス・オブ・ジェンダー賞を受賞している。確かにそう言う内容だな。アーシュラ・K・ルグゥイン的な...2016/08/21
雑食奈津子
3
私たち人間がなぜ男女に分かれているのかを、異星人が教えてくれる。男女はきっと分かり合えないけれど、お互いがどうしても必要な理由はあるのだ。2019/12/13
123456789wanko
2
ねこたま、ねこのめ、に続く猫が主役のSF。今回は上から目線の猫。雑誌に掲載された短編が未収録なので、いつか文庫化して欲しい。2011/11/17
M
1
SF、文庫、長編。 学者が神父と猫と一緒に遺跡の調査に行く話。 惑星に女性のみが住む種族、幼なじみが百合。2002/09/29
ろびん
1
終盤の館長の独白はやりきれないなあ。ラストの不良消化感が凄いです。2016/12/04