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内容説明
付け根近くまでどす黒い紫に変色した手足。その表面にびっしりと生える、不気味な獣毛。これが、日本中のファンを魅了する、あの人気アイドル・岡江麻希の姿なのか―?所属プロ社長・野宮山のもとには、麻希の引退を促す脅迫状が届いていた…。人間の弱き心につけこんで憑依する、忌まわしき“獣”たちの跳梁。妖魔退治を生業とする“闇狩り師”九十九乱蔵の活躍を描く、超伝奇アクション。寺田克也の重厚なイラストで装い新たに登場する、シリーズ第二弾!「馬黄精」ほか全四篇を収録。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年1月1日生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。1977年「奇想天外」誌上にて「カエルの死」でデビュー。1989年「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を、1998年「神々の山嶺」で第11回柴田錬三郎賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきを
7
(図書館)九十九乱蔵の2作目。無双な立ち回りに加え、敢えてアイドルにサインをねだるところなど、魅力的な人物ですね!安倍晴明にはないハードボイルドも素敵です。2019/10/26
Radwynn
2
「[金票]師」はアクション主体、ムエタイ使いの性格が苦手だったので入れ込めず、でもガチムチ系のネタが笑えた。つーかほんとにネタか?と疑いたくなることあるんだよな乱蔵さんてばw 「白猿伝」の楊二くんのその後が知りたい。いい漢に育って欲しい。「馬黄精」は漫画も読んだんだったっけか。懐かしい。玄角さんもいいけどやっぱり真壁先生やね♪「ほどろ」、ミステリで云うところの倒叙部分がやたらに怖い。ホラーの怖さとある種コメディ的要素さえ含む故に一層凄みの増したスプラッタの惨劇、なのに何故か鬼は哀しい存在なんだよなぁ2012/02/26
ちぬ
0
前回より、敵となるキャラクターの造形が好きだな。九十九乱蔵の優しさに触れた感じ。早く次読もう。2011/03/24
ながさか
0
今月のダ・ヴィンチで組まれてた特集を見て、読みたくなった。九十九乱蔵、カッコイイじゃないか。2009/07/30