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内容説明
けだるさと悪徳の都、メガロポリス。この腐った街では、誰もが死ととなりあわせだ。暴力組織によるクローン臓器の密売、超能力者の起こす通り魔事件…。高度に発達したテクノロジーは、次々とあらたな兇悪犯罪を産みおとしてゆく。しかしそんなゴミ溜めみたいな街にも、まだ熱く優しい魂をもつ奴らが残っていたのだ!銃を手に裏通りを疾駆するタフな男たちが!!あの火浦功のもうひとつの顔―クールな感性を全開にして挑む、“スーパーシリアス”ハードボイルドSFの傑作。
著者等紹介
火浦功[ヒウラコウ]
1956年、広島県生まれ。1980年、ハヤカワ・SFコンテストの参考作に選出され、デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
5
真面目に(?)書いた火浦功作品ということで。 2005/12/04
ぼうず66
2
火浦功のおそらくは唯一の「マジなハードボイルド小説」 キザなセリフとキザな展開、キザな真相にキザなラスト。 ホントはこーゆーのが大好きなのに照れくさいからついついおちゃらけてしまうこの作者としてはこの連作はどーゆー気持ちで書いたのだろうか?笑 『前の話の主人公が次の話にちょい役で出る』仕組みはよくある仕掛けではあるけど面白い。 タクシードライバーの話が一番好きかなー2020/12/30
ととむ
2
なぜか徳間で出てたんだ…久しぶりに読んだけど面白い。リトルガールブルーが最高。火浦功もこの手のもっと書いててほしかったなー2018/03/21
端川
2
荒廃した大都市を舞台に、個性豊かな男たちがさまざまの事件に立ち向かう連作短編。どの主人公もラノベ的分かり易さと男くさい感傷をうまく両立させてあり、セリフ回しも洒落ていてカッコよく、ハードボイルドとしてまったく文句なしの出来。アクションやサスペンス、ホラーにカーチェイスまで、毎回主人公と共に物語のジャンルが変わったり、各回そのひとつ前の短編の主人公が少しだけ顔を出したりと、読者サービスも細やかで、読んでいてたのしい作品。ただ、本筋にSFギミックの絡んでこない話も多く、SFとしては評価しがたい。2015/11/02
冬至楼均
2
ギャグが無い。いつものテレを抜いた、これが本来の作風なのかもしれない。2014/07/11