徳間デュアル文庫<br> ぶたぶた

徳間デュアル文庫
ぶたぶた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199050503
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大きな耳の生えたピンクのバレーボールが、とととと…と階段を駆け下りてゆく。右耳が少しそっくり返り、つぶらな目は黒の点目。何だあれは、ぶたのぬいぐるみっ!?そう、彼は生きているのです。彼の名前は、山崎ぶたぶた。歩き、喋り、食事をし、見かけによらず仕事は優秀。そしてなによりもの特徴は、とってもかわいいこと。タクシーの運転手、フランス料理のコック、サラリーマンなどなど、さまざまなシチュエーションでぶたぶたと出会ってしまった人間たちの姿と心の動きを描いた連作集。

著者等紹介

矢崎存美[ヤザキアリミ]
1964年埼玉県生まれ。’85年星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞。’89年デビュー。以後、少女小説、ノンフィクションノベル、エッセイなどを執筆。現在はホラー、ファンタジー、お笑いなどが中心。「ぶたぶた」シリーズには「刑事ぶたぶた」もある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

111
徳間文庫版になる前に刊行された徳間デュアル文庫版ぶたぶた。◆神出鬼没のぶたぶたは、あらゆるシチュエーションで登場してくる。タクシー運転手であったり、シェフであったり、サラリーマンであったり。彼に出会ってしまった人とぶたぶたの姿をコミカルに描いた短編集。必ずと言っていいほど、ぶたぶたと遭遇して驚く人と、普通に受け入れてしまう人たちが登場してくる。 ぶたぶたの言動に翻弄されながらも、いつのまにか、ぶたぶたの存在は全肯定され、なんだかよく分かんないけど、最後は暖かく締めくくられ、良かったねと解った風に終わる。2020/07/20

なっちゃん

46
ぶたぶた♪小ぶた♪。読んでしまった(^^)。「ぶたが?ありえないでしょ?!」と思いながらも、そこはこだわらず!なかなか深いこともいいます、このブタちゃん。そして、次の予約も入れっちゃった。2015/05/07

はな

35
図書館本。ぶたぶたさんシリーズの第1作。短編でぶたぶたさんは色々な職業についている。ぶたぶたさんの穏やかな雰囲気にこちらもゆったりとしている読める感じです。ぶたぶたさんの体何度もボロボロになっているようだけれど、体は大丈夫なのかな?2015/08/23

nyanco

32
ぶたぶたさんに出会ってしまった!ぶたぶたさん、最高です!ぬいぐるみなのに生きて動いて、お喋りして、おまけに中身はおじさんだなんて…。ぶたぶたさんに出会うのは、ちょっぴり心傷ついている誰か…。胸に響いたのは「殺られ屋」。依頼人の心情も重く、ぶたぶたさんがズタボロになっていくところは、胸が痛みます。でも、ラストが本当に素晴らしい…。すっかりぶたぶたさんのファンになってしまいました。ぶたぶたさんを追いかけます。手持ち本にしたいのに絶版で手に入らない(涙)続→2010/06/19

びすけっと

23
ブタのぬいぐるみがなぜか人を幸せにしてくれます。山崎ぶたぶた。何者なんだろう。不思議です。フレンチシェフだったり、タクシードライバーだったり、サラリーブタだったり、殺され屋だったり。さらさらと読めます。15年以上前の作品ですが、色あせていません。ぶたぶた、ほしいとは思いませんが、こういうしあわせのきっかけを作ってくれる出会いってあるんだろうなあ。引き続きぶたぶたシリーズを読みます。2014/03/21

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