徳間文庫<br> 炎都―City Inferno

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徳間文庫
炎都―City Inferno

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198914066
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

木梨香流は京都の地質調査会社の技師。地下水の水位の急激な低下が、異変の発端だった。京都府警捜査一課の村雨祐馬は、京都御苑で発見された変死体に驚愕していた。四時間前まで生きていた男が、全身の体液を抜き取られ、カラカラに干からびている。そんな異常殺人が人間に可能なのか?ところがそれは、その後、京都中を恐怖と絶望にたたきこんだ未曾有の大災厄のほんの序曲だった。壮大な物語の第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

32
「ゲゲゲの鬼太郎」+「デビルマン」&「幻魔大戦」さらには映画「ガメラ」や「陰陽師」のテイストまで織り込んだパニックエンターテイメント。逆にここまで風呂敷が広がると、さくさく読めるのでいいかも。解説によると続編が二冊あるとのこと、ただ日本から海外へ、地球から宇宙へと書かれているのが少し不安(苦笑)2011/07/13

はつばあば

15
この本を読んで、知事さんや市長さんにしっかり防災対策して欲しいと思う程、よく京都を調べ尽くされている。内容は荒唐無稽と言われればそうとも言えるが、京という都には呪いがつきまとう。だからこそ神社仏閣が多い。小松左京「日本沈没」を読んだ昔は「ありえへん」と思ったが、こと京に於いてはあちこちの乱開発が目立つ分、有り得ないことでは無い。・・・高橋克彦の鬼シリーズ、読みすぎたかな(^_^;)2014/03/04

ひさか

13
2019年4月から炎都シリーズの完結編の連載が始まったのに合わせての読書開始。1997年2月トクマノベルス刊。書き下ろし。炎都シリーズ1作目。2000年11月徳間文庫化。現代の京都に魔がよみがえる。転生や、何らかの縁でこの事態に巻き込まれた人々と神様や魔物、あやかし達との京都を守る戦いが始まった。ヤモリと香流さんの会話が面白く、楽しい。しかし、戦いの場にされて、可愛そうな京都は、復興できるのか。次作に期待します。2020/10/14

かごめ

10
鵺・天狗・河童、百鬼夜行も総出演。四天王も頼政もびっくりの剛胆アラサーが平成の京の都を駆け巡る。荒唐無稽・ご都合主義、真夏の読書なら受け入れ可能!2014/07/16

あおさわ

10
ミステリーかとおもいきや伝奇ホラー、そしてパニック物でもありました。1000年の昔の妖姫、紅姫の怨念、一条帝への執着と言う愛が京都の街を炎に包む。時期的にも恐怖感が増しました;;それにしてもヒロイン、木梨香流がカッコいい。豪胆な女性です。続編では是非彼を取り戻してほしいです!2011/04/16

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