内容説明
合衆国崩壊後も大ドイツ帝国軍の進撃は止まらない―再び植民地へと転落した合衆国、そしてインド洋での鉤十字の攻勢は未だ続いていた。これに対し、本格的な参戦を決意した日本は、先ずインド洋から反撃を開始させるため、聯合艦隊水上砲戦部隊を出撃させた。しかし、彼らの前には巨大新鋭戦艦を主力とするドイツ東方艦隊が立ちはだかっていた…。怒濤の太洋で繰り広げられる旭日vs.鉤十字の死闘。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラヤ3
1
インド洋における船団攻撃と防衛双方の戦い。後方からの指示が現場の状況と合致せず現場が苦労するという状況がどこでも起こり得る。2020/01/12
はばたくキツネ
1
圧倒的臨場感と高揚感をもって語られる海戦シーンが圧巻。「野分」の激闘には興奮を禁じ得ない。主に戦車について語られる戦時兵器開発の実情も実に興味深い。2011/08/01
鐵太郎
0
船団を護衛する旧式化した陽炎級駆逐艦4隻が、巡洋戦艦<グナイゼナウ>、<シュリーフェン>を基幹とするドイツ・アーリア支隊と戦った海戦は、史実で1942年12月に、英国のO級駆逐艦らががドイツの戦艦・重巡からなる攻撃より輸送船団を守りきったバレンツ海海戦の焼き直しですね。<紀伊>、<尾張>が<フリードリヒ>を沈めたのも史実の<ビスマルク>包囲戦。なるほど、いろいろ面白い。2007/02/17
Masato Watari
0
史実では計画のみに終わった超大和級戦艦「紀伊」「尾張」と、H級戦艦「フリードリヒ・デア・グロッセ」の戦いを、「ビスマルク追激戦」をネタに描く。2004/01/01
可兒
0
登録忘れ2013/10/27