風の港

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風の港

  • 村山 早紀【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198651404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

そんな時は待とう、
静かに。諦めず。
いい風があなたに吹く日まで。

そこに降り立ち、飛び立つまでのひととき。
旅人たちの人生が交差し、奇跡が起こる。

『桜風堂ものがたり』シリーズの著者が贈る
珠玉の空港物語。

【著者からのコメント】
コロナ以前は、たまに空を飛ぶことが
わたしの日常で、空港で過ごす時間も
また日常でした。
滞在の時間を長めにとって、カフェで
版元さんと打ち合わせしたり、
大きな窓から空や飛行機を見ながら
ラウンジでのんびり仕事をしたり、
本を読んだりしたものです。
ある日、羽田空港のレストランで、
ひとり昼食をとりながら、
ふと、行き交うひとびとの足音や声に、
耳を澄ませたことがありました。
みんな旅の途中なんだな。
それぞれの旅の。そして人生の。
ひとときここで翼を休めて、
またそれぞれに飛び立つんだな――。
そう思うと、みなが同じ大きな船に
乗り合わせた旅人のように思えて、
愛しくなりました。
その時の気持ちが核になり、
『風の港』は生まれました。

第一話 旅立ちの白い翼
夢破れて、故郷の長崎へ戻る亮二は荷物を
まとめて空港へ。似顔絵画家の老紳士と出会い
思わぬ言葉をかけられる。

第二話 それぞれの空
「本は魔法でできているの」小さな書店を
営んでいた祖母の言葉。いま空港の書店で
働く夢芽子が出会う、ちょっと不思議な物語。

第三話 夜間飛行
恵と眞優梨は33年ぶりに空港で再会する。
少女の日のすれ違いと切ない思い出を
名香の香りに乗せて。

第四話 花を撒く魔女
老いた奇術師幸子は、長い旅の果て、
故国の空港に降り立つ。
自分の人生が終わりに近いことに気づき、
来し方を振り返る。

内容説明

夢破れて、故郷の長崎へ戻る亮二は荷物をまとめて空港へ。似顔絵画家の老紳士と出会い、思わぬ言葉をかけられる。(『旅立ちの白い翼』)。「本は魔法でできているの」小さな書店を営んでいた祖母の言葉。いま空港の書店で働く夢芽子が出会う、ちょっと不思議な物語。(『それぞれの空』)。恵と眞優梨は三十三年ぶりに空港で再会する。少女の日のすれ違いと切ない思い出を名香の香りに乗せて。(『夜間飛行』)。老いた奇術師幸子は、長い旅の果て、故国の空港に降り立つ。自分の人生が終わりに近いことに気づき、来し方を振り返る。(『花を撒く魔女』)。

著者等紹介

村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第四回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

311
村山 早紀は、新作中心に読んでいる作家です。 空港を舞台にした連作短編集、著者ならではの優しい気持ちにさせる佳作でした。 オススメは、第三話 『夜間飛行』です。 https://www.tokuma.jp/book/b601199.html2022/04/26

いつでも母さん

199
日常と言う人生の旅の途中、何度か空港を利用したことはある。田舎に住む私にとって空港は特別感がある。「行ってらっしゃい」と「お帰りなさい」の気持の交差する場所でもある。行く人、来る人、見送る人、そこで働く人・・本作は村山早紀さんの優しく沁みる連作短編集。どれも良かった。空港は風の港。沢山のドラマがあった。きっとあなたにも・・2022/05/14

しんたろー

178
羽田空港を舞台にした(作中では羽田とは明記していないが)5つの物語で人々が緩く繋がる連作短編集。村山さんらしい人を見つめる目線が温かい筆致で、他作品と同様に癒される気分。ただ甘いだけではなく、人生の切なさや哀しさを表現しつつもエールを送る言葉や前向きな言葉が文章に優しさを醸し出している。最近はお客さんを送り届けるだけで空港の建物内には入っていないので「今度は入ろう!」と思った。如何にもの小説ぽい偶然や、ファンタジー要素が苦手でなければ、疲れた心身を回復させるような清涼感があるので多くの人に読んで貰いたい。2022/06/30

モルク

153
空港が舞台の4つの物語とそれをまとめあげるエピローグ。それぞれの主人公が空港に思いを馳せてそのひとときを過ごす。そしてそこでの不思議な出会いが交差するとき、かつて抱いていたわだかまり、疑問がとけ、いつしか笑顔を浮かべながら通りすぎる。親友と絶縁することとなった空港での偶然の再会、友の本心を知ることとなる「夜間飛行」が特にお気に入り。空港の書店員のファンタジー色の強い「それぞれの空」もよかったし、う~んどのお話も素敵!春の風が吹いていた!2022/04/30

りぃぃ

144
空港を舞台にした本や映画(ドラマ)って、なぜこうも胸を打つんだろう。偶然が重なりすぎ!!そんな上手いことあるかっ!!って思いながらも、空港マジックにやられて、ほんわかな気持ちで読了。そして、空港行きたーいって気持ちになった。2022/06/28

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