内容説明
さあ、きょうからがっこうです!うさぎのおにいちゃんといもうとは、わくわくしながらうさぎ小学校へ。ながいお耳の校長先生がおしえてくれるのは、たべられるしょくぶつや、こわいどうぶつのこと。ときどき先生のかみなりがおちますが、みんなで畑に水をやったり、たまごに色をぬったり、学校ってたのしいな!80年ものあいだ読みつがれてきたドイツの代表的古典絵本です。5歳から。
著者等紹介
ジクストゥス,アルベルト[ジクストゥス,アルベルト][Sixtus,Albert]
1892~1960年。ドイツの子どもの本の作家・詩人。教師をしながら1922年に子どもの本の創作活動をはじめ、人気を得た。70点もの絵本・童話・小説・詩集などを残し、20世紀前半のドイツの児童書に大きな影響を与えた
コッホ=ゴータ,フリッツ[コッホゴータ,フリッツ][Koch‐Gotha,Fritz]
1877~1956年。ドイツの挿絵画家。1902年にベルリンで、写真や絵を主としたグラフ雑誌の挿絵を描きはじめ、人気画家に。20世紀前半のドイツで、最も著名で人気のあったイラストレーターの一人
はたさわゆうこ[ハタサワユウコ]
畑澤裕子。1992年上智大学大学院文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。専門はドイツ・メルヘン研究。現在、明治薬科大学等でドイツ語担当非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
73
娘の「ウサギの絵本読みたい」に応えて。ピーターラビット的な写実的かつ擬人的なウサギたちの絵が魅力的なドイツの古典絵本。ウサギ学校での一日の過ごし方。小川を飛び越えて近道するとか、あー小学生の時にやったなあ。授業は実に実用的。食べれる植物を見分け方や、キツネに対する注意の仕方、猟師の鉄砲に打たれない走り方の特訓と、生死をかけた科目がてんこ盛り。実際、学校帰りにキツネに待ち伏せされてて、ウサギ小学生の死と隣り合わせなサバイブ感すごい。締めの言葉は「いいな いいな わたしも うさぎの子になったみたいな!」ええ?2017/01/23
mocha
70
うさぎの兄妹がランドセルを揺らして学校へ。そうか、ドイツでもランドセルで登校するのか!石板の文字は濡らしたスポンジで消すのか!と変なところで感心してしまった。食べられる草のこと、怖いキツネのこと、猟犬から逃げる時の走り方…。子うさぎ達も学ばなきゃいけないことがたくさんあるんだな。表情や仕草がとても生き生きしていて楽しかった。2021/06/18
yomineko@猫と共に生きる
64
読み友様からのご紹介本です📙ドイツでは今も愛され、根強い人気だそうで、グッズもあるらしいです🐰ちょっと厳しい校長先生、楽しい授業、小学校ってこんな感じですよね!とても楽しい本でした。絵も可愛いですよ🐰2023/09/20
さつき
57
うさぎの兄妹ハンスとグレートヒェンがうさぎの小学校に行く物語。茶色いうさぎ(尻尾は白)の子達がちゃんとランドセルを背負って手を繋いで登校する様子が可愛い!怖がったり叱られたりする時はやっぱり耳が下がるんだね。うちのうさぎにそっくりな気がして楽しんで読みました。2021/12/22
chiaki
37
東京子ども図書館基本蔵書目録より。ドイツの代表的な古典絵本。4月から小学生になる次女と読みました。オールドテイストな絵がとても良き♡キャベツの葉で鼻をかむ姿のなんて愛らしい!朝のお祈り、植物のお勉強、きつねからの身の守り方、イースターのたまご作り、音楽、鉄砲からの護身術(華麗な身の交わしになぜか笑えます)等々、授業内容はてんこ盛り。先生に怒られて耳を引っ張られるマックスに次女はビビってましたが、生き生きと描かれる学校の様子に早く勉強がしたくなったそう。左㌻の影絵は現実の世界を描いているというのも粋!2023/03/22