内容説明
虫好きの解剖学者とアニメーション映画監督が語り合う『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』のこと、自然と人間のこと、そして子供たちのこと。
目次
養老さんと話して、ぼくが思ったこと(宮崎駿)
『もののけ姫』の向こうに見えるもの(みんな「人間嫌い」になっている;あまった「感性」が人間に向いた;生きていくための武装に欠けている ほか)
『千と千尋の神隠し』をめぐって(「懐かしさ」という感覚をめぐって;日本の建物を描く;言葉と情報 ほか)
見えない時代を生き抜く―宮崎アニメ私論(養老孟司)
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、1年間のインターンを経て、解剖学教室に入り以後、解剖学専攻。虫採りは大学入学後も続けている趣味。’67年東京大学大学院博士課程修了。’81年東京大学医学部教授。東大出版会理事などを務める一方、著書を多数発表し、’89年『からだの見方』でサントリー芸術大賞受賞。’95年に東京大学を退官し、現在、東京大学名誉教授、北里大学一般教育総合センター教授
宮崎駿[ミヤザキハヤオ]
アニメーター・演出家。1941年、東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。その後、Aプロダクション、日本アニメーションなどを経て、’85年スタジオジブリ設立に参加。その間『アルプスの少女ハイジ』(’74)の場面設定・画面構成を務め、『未来少年コナン』(’78)『ルパン三世 カリオストロの城』(’79)『風の谷のナウシカ』(’84)を演出・監督。その後ジブリで『天空の城ラピュタ』(’86)『となりのトトロ』(’88)『魔女の宅急便』(’89)『紅の豚』(’92)『もののけ姫』(’97)『千と千尋の神隠し』(’01)を監督する
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