天龍八部〈3〉運命の激流

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198615161
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

内容説明

天に放つ、悲憤の叫び。民族の宿怨を呼ぶ恐るべき出生の秘密を明かされた武林の快男児が歩む地獄の道程。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

siopop

1
この巻から主人公が段誉から喬峯に変わりました。 今度の主人公は偶然秘伝書を手に入れて棚ぼたで力を持った訳ではなくて、幼い頃から研鑽を積んで強くなったという設定です、僕的にはこっちの方が受け入れ易いです。 大勢の登場人物がそれぞれ違った武術を用いて戦うので、読んでいて多少混乱してしまうのですが、前もってドラマを見ていたので、なんとか付いて行ける そんな感じです。 所で、噂だけが先行していて中々登場しない慕容復は何時になったら出てくるんだろう。2012/02/10

おとや

1
第二巻までの主人公だった段誉が丐幇の幇主である喬峯と義兄弟の契りを結び、物語の主人公はその喬峯へとバトンタッチ。この喬峯、金庸の小説の主人公としては珍しく、登場時点で一派の幇主、天下無双の武術を使うという完成された人物。しかし、本巻中盤で自分のアイデンティティを根底から覆される事件が明らかとなり、苦難に巻き込まれてゆく。本巻のクライマックスは非常に続きが気になるタイミングで区切られており、次巻がかなり楽しみ。2011/06/26

haru9000

1
二人目の主人公にバトンタッチの巻?でも、8人登場となるとペースは遅くないか?2008/12/18

おもち

0
再読。少林寺の玄苦師の言葉が印象に残る。人間の八苦とは生、老、病、死、怨憎会、愛別離、求不得、五陰盛 らしい。生、生きるということも苦に含まれるのだ。喬峯にとってはこの世がまさに生き地獄の様相を呈する状況になってしまった。積み上げた功徳も一瞬にして灰燼に帰するということが起こりうるのだなとその儚さみたいなものを感じながらぞっとする思いで読んだ。喬峯ほどの強さがなければ苦しみは死という形で一瞬で終わったかもしれない。 2011/09/11

0
主役が本の虫段誉から豪傑喬峯へ。この喬峯がご多分に漏れず次々と悲劇に見舞われる。もちろんどのシリーズでもおなじみの「お嬢さんたちのちょっとした面白い思い付き」は主人公に災いする。毎度ワンパターンだけど、安定して楽しめる。凝った推理小説の間に読むにはちょうどいい。 出てくるお嬢さんたちは可愛い。 イライラしてるときには向かないけど、なんとなく活字を負いたいだけの時には本当に重宝する。2019/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/558158
  • ご注意事項