天龍八部〈第1巻〉剣仙伝説

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198614928
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

内容説明

北宋の乱世、江湖に生きる四人の若者の苛烈な運命を、壮大なスケールで描く大河ロマン。

著者等紹介

金庸[キンヨウ]
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年、「書剣恩仇録」を発表。壮大かつロマンあふれるストーリーで一躍、武侠小説の雄となる。以来十二部の長編小説を創作、香港・台湾及び中華世界において、幅広い層の読者に支持を得て、国民作家となる。その人気は中国本土にも及び、1995年には、現代中国の代表的な作家を選んだ「二十世紀中国文学大師文庫」で、魯迅、沈従文、巴金に続き、第四位におかれている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羊山羊

10
武芸ができない主人公の武侠小説という1冊。主人公段誉は書痴であるが武芸はダメ。そんな彼が一人の少女と毒を切欠にトラブルに巻き込まれ、沢山の好漢と出くわす。綺羅星の如く輝く登場人物たちとその中で目立つ段誉のキャラクター性がどんどん頁を繰らせていく。段誉は天性の人たらしで、持ち前の古典知識や会話と独特の魅力で男も女も次々絡めとっていくのである。木婉清とのラブコメ感溢れる冒険行は見ていてとても面白いし、四大悪人にまで称賛される段誉の人間性と、物語を強力に引っ張っていく個性に驚かされる。面白かった。2021/11/05

ちゃり

2
一言で言うと「なんだこりゃー!」。親の世代の因縁に翻弄される若者たちのお話です。今巻の主人公で本の虫、段誉は「人を傷つけるのは嫌だ!」と武芸を嫌うも、強い正義感とお節介な性格のおかげで血生臭い事件に次々と巻き込まれていく。登場する人物が理不尽すぎるし、ツッコミどころも多いんだけど、それがすごく面白い。展開もさくさく進んで読みやすい。前にドラマを何かのきっかけで知って、途中まで観たけど続きがなくてもやもやしてた所、図書館で原作を見つけてほくほく。2016/06/24

zx-sho2

2
☆★★★★重温金庸!中文なら★★★★★。今度は日本語で(よくも金庸の「武俠天書」を訳したね)。大学時代、同寝室に8床7人、一人一冊、順序関係なく、交代で読み耽ったな…それも、2~3日の内!今一冊でも1週間かかった。段誉&鍾霊・木婉清の悲恋、そして、段正淳&刀白鳳・秦紅棉・甘宝宝の間の恩仇、四大悪人&四大護衛。逍遥派の仙女&「北冥神功」、特に段誉得意な「凌波微歩」!懐かしい!※段誉:武芸の心得は皆無だが、持ち前の正義感と、ひとこと多い性格から、江湖の紛争に巻き込まれる。もう一人主人公「喬峰」の登場を待つ!2012/07/08

siopop

2
本を読んでから映像化された作品を見る機会は多いのですが、今作品は最初にドラマを見ていて面白いと思って、本も読みたいと感じたものなのです。映像化された作品とどの位違っているかにも興味があったのですが、かなり本に忠実に映像化されていたようで、あまり違った点が見つかりません。映像化されたものを先に見てしまうとイメージが固定化されしまうのが悲しい所で、主人公や場所などが本を読んでいるのにも関わらず以前みたドラマのシーンが浮かんでしまうんです。やはり本を読んでからドラマを見る方が順序としては良いような気がしました。2012/02/04

おもち

2
再読。段誉は嫌いじゃないんだけどやはり喬峯が好き。(彼は全金庸作品の中でも屈指の快男児じゃないでしょうか。)なので次巻以降が楽しみ。2011/08/12

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