マイクロソフト帝国の反逆者たち―WindowsはガラクタOSだ!こんなもの、どうやって売り込めっていうんだ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198614690
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0034

内容説明

「ガラクタOS・Windowsにクールなテクノロジーを注入せよ!そいつを片手に、マックを叩き壊し、ネットスケープをぶちのめすんだ!」過激に、野蛮にマイクロソフトの未来を切り開いた男たち、その名も「ビースティ・ボーイズ」。マルチメディア、そしてインターネット。90年代を通じてマイクロソフトが標的としたビジネス・フロンティアには常に、打ち倒すべき強力な先行者がいた。MSはいかにして、そんなライバルたちに打ち勝ったのか。コンピュータ業界の激烈な闘いを描いた話題作。

目次

不思議の国のアレックス
不浄な三人組
伝道師たちの飛翔
内部抗争
ビースティ・ボーイズ
グラウンド・ゼロを越えて
クローム、新たなエクスカリバー
セントジョン、最後の聖戦
「革命」への招待
帝国の傭兵たち
ビッグ・ビル対ビッグ・ブラザー
これはあなたの母親のためのブラウザではない
闘争の文化
「政府が国民にあたえたくないOS」
波に乗ったシシュポス
ルート98、新たな道標
善行はかならず罰せられる
神(ゴッド)・ドット・コム
二度目の裏切り

著者等紹介

ドラモンド,マイケル[ドラモンド,マイケル][Drummond,Michael]
米国のジャーナリスト。米国内のジャーナリズム関連の賞を多数受賞し、現在はサンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙にて、通信およびインターネットテクノロジー関連の記事を担当している。サンディエゴ在住

内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

25
1990年代の頃の話で、3人の反逆者(ビーズティ・ボーイズ)と言われたアレックス・セントジョン、エリック・エングストローム、クレイグ・アイスラーによって、Xboxにも使われて有名になったDirectXを開発する物語です。 前半が、DirectXの話で、こちらはアレックス・セントジョンを中心に書かれています。 後半はクロームエフェクトの話で、こちらはエリック・エングストロームを中心に書かれています。 この本を読むと、当時の飛ぶ鳥を落とす勢いのマイクロソフト帝国の様子がよくわかります。2021/01/04

nobu23

4
Windowsに今は標準搭載されているゲーム開発用のDirectXが普及するまでの話と、採用されずに終わったWebブラウザでリッチな3Dなどを表示させるためのクロームエフェクトに関して書かれた本。マイクロソフト社内のドロドロが書かれていて面白い。2020/03/08

subuta

0
マイクロソフトがWindows95の発売で劇的な勝利を収めた頃のお話。表紙絵が硫黄島攻略戦の写真を基にしているのは、勝つことは分かりきっていたが、前後に色々苦労があったという意味でもこめているのだろうか。技術面での苦労についてはほとんど触れず、社内の縄張り争いや他社との軋轢が内容の大部分を占めていた。Webブラウザ上でマルチメディアを実現する技術にクロームと名づけていたそうだが、それが没になった10年後くらいに他社から似た名前のブラウザが出たのは偶然なのか気になった。2017/01/14

shibacho

0
主人公はDirectXを作った人達の話だがDirectXの話は3分の1くらいで終わって、残り3分の2は陽の目を見なかったChromeEffectの開発に焦点が当てられる。ChromeEffectで検索すると当時の記事が見られるのが面白い。主にMSの社内政治がメインなのが特徴。DirectXのアイコンはなぜ放射能マークだったのか、上司はわざと出来の悪い従業員を抱えてプロジェクト縮小に備えるなどの話が興味深い。が、こういう話はMSが「悪の帝国」だから映えるのであって、今となっては当時の資料的な意味しかない。2015/11/27

コホーー

0
なんかハマれなかった。2019/06/15

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