Tokuma novels edge
優しい煉獄

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198506636
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

愛読書は、チャンドラーとロス・マクドナルド。死者の街を行く私立探偵、朽網康雄の冒険譚。人捜しにはコツがいる。たとえそれが、仮想世界の中だとしても…。“星界”シリーズの森岡浩之が描く、SFハードボイルドの新シリーズ。雑誌『SF Japan』(VOL.07~VOL.10、2005SPRING)連載分に、書下しのエピローグをプラスして、堂々開幕。

著者等紹介

森岡浩之[モリオカヒロユキ]
SF作家。’62年生まれ。’91年、「夢の樹が接げたなら」で第17回ハヤカワ・SFコンテストに入選し、作家デビュー。『星界の紋章』『星界の戦旗』がベストセラーとなり、アニメ化・ゲーム化もされ、話題に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

4
ライトな読み物に文句をつけるのもなんだが、死後もお金がある限りいつまでも存在できるってどうなの。みんな死後のためにお金を溜め込んで経済が成り立たなくなるぞ。死後の方が生前より長いしね。それは措くとしても、軽くてヌルくてどうでもいい内容だったな。235ページ2010/05/16

ジュンジュン

1
「星界」シリーズの森岡氏による、ハードボイルド風ラノベ。設定(死後の電脳世界)はユニークながら、オーソドックスな短編集で、物語世界の”序章”といった内容。著者の特徴と勝手に考えているウィットに富んだ会話は、特に見られず。2017/05/09

やまだ

1
軽く読める変わり種ハードボイルド。昭和後期の日本をモデルに構築された電脳空間で探偵業をしている男がうだうだする話。世界観はとても面白いが、わくわくする様な世界を説明するついでみたいに事件が解決しているので少し消化不良気味か。主人公の活躍があまりなく、そのせいでワイズラックがただの負け惜しみっぽいのが何とも…。とは言っても登場人物に魅力がないという訳では無く、ただのおっさんにしか見えないマスターも心眼が開けばちゃんと正当派ヒロインに見えてきます。2012/09/12

ファーリア

0
本棚の整理をしてたら出てきたので再読。連載物だから仕方ない点もあるのだろうけど、世界観とかの説明がやや煩雑。でもこのハードボイルド風の世界は結構好きだな。いっそこれシリーズでもっと出てほしい。2017/06/12

梧桐

0
締まりがない…とでも言えばいいのでしょうかね。話が中途半端に終わっている感じがします。設定の話やら何やらで中々進行しないのもちょっと…と思いました。 ただ、今流行り?の横浜駅的な発想があってびっくりします。自己増殖する世界、これをもっと深く突き詰めて書いたのが横浜駅なのかなと思ってみたり。横浜駅、まだ読んでないですけど。2016/03/23

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