文庫 485― 3<br> 馬賊頭目列伝

文庫 485― 3
馬賊頭目列伝

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  • 商品コード 9784195983447
  • NDC分類 368.5

内容説明

満蒙の広野を疾駆する馬賊―元来、村落自衛組織であった彼らは、大陸を目指し日本を脱出した若者らの参入と相俟って、次第に大陸に覇を競う遊撃隊へと変貌して行った。中でも薄益三、伊達順之助、小日向白朗らは傑出した頭目であった。が、日本軍部の台頭により大陸は混乱の様相を呈し、彼らもその中で峻烈な人生を送ることになる。激動の時代を生きた頭目達の生き様と、その軌跡を辿る異色ドキュメント。

目次

第1 多用化した馬賊―プロローグ
第2 天鬼と白竜
第3 江崙波・逸見勇彦
第4 張宗援・伊達順之助
第5 尚旭東・小日向白朗
第6 対照的な鉄甲と小天竜(生真面目な鉄甲・根本豪;女ずきの小天竜・松本要之助)
第7 雄図に燃えた張作霖
第8 日本軍を手玉にとった馬占山

感想・レビュー

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韓信

1
満蒙独立に賭けた豪傑・天鬼(薄益三)と甥の沈着な白竜(薄守次)、日中馬賊の繋ぎとなった江崙波(逸見勇彦)、拳銃の名手で日本人馬賊の出世頭・張宗援(伊達順之助)、イケメンで満洲の馬賊を束ねる道士の愛弟子で少年漫画の主人公のようなエピソードに事欠かない尚旭東(小日向白朗)、生真面目な鉄甲(根本豪)と女好きの小天竜(松本要之助)、日本軍を翻弄したユーモラスで田舎くさい馬占山、そして張作霖と、多彩な馬賊の生涯を活写する評伝集。逸話もりだくさんだし、阿片の吸い方から2丁拳銃の使い方、馬賊の隠語まで、ディテールも良い2022/09/06

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