内容説明
日本の超古代は、数えあげればきりのないほど謎に満ちている。支配者のために都合よくつくられた『古事記』や『日本書紀』だけを見ていたのでは、日本の古代史像が歪んでくる危険があるのだ。わが国には『記紀』のほかに、いくつかの超古代の日本を伝える“文書”がある。しかし、これらの『古史古伝』は天皇制の禁忌と抵触するため、これまで古代史研究の闇の中に葬られてきた。著者は、これまで幾多の著書のなかでこのタブーに挑戦、大胆な仮説を打ち出すとともに、みずみずしい日本の古代世界を再構築している。本書においても、まさに新たなる超古代世界が読者の前に出現するのだ！
目次
プロローグ―「古史古伝」は超古代を知るキーワード
宇宙創造の神話は科学的！？
伝承の奥に秘められた太古の大文明
根強い日本・ユダヤ同祖論
日本の神話とギリシャ神話の類似性
日本のピラミッドは「太陽への道」
環境汚染文明と「天成神道」の還元論
世界三大宗教の聖地・皇祖皇太神宮
日本の古代史を歪曲した聖徳太子
二つの日本・東西王朝の抗争
古史古伝につきまとう未公開性
書きかえられてきた日本の歴史
日本に文字はなかったのか？（神代文字論争）
東日本に拡がる古代のロマン
