出版社内容情報
父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。
逢坂 剛[オウサカ ゴウ]
内容説明
人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。ある日、自分の父であるという“本所のへいぞう”が訪ね、京から若い女絵師が下って来た…。ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!吉川英治文学賞受賞作。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞を受賞。97年より執筆に専念。2013年、第17回日本ミステリー文学大賞を受賞。15年、『平蔵狩り』で第49回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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