文春文庫<br> 約束された場所で - Underground2

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約束された場所で - Underground2

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167502041
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのインタビューと河合隼雄氏との対話によって現代の闇に迫る

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1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイク

183
オーム真理教信者インタビュー本を読んだ。「アンダーグラウンド」で地下鉄サリン事件の殺人者達のインタビューについての本は重すぎるので二弾目のこの本を読んだ。男女8人のインタビュー、河合隼雄氏との対談を2回そしてあとがきとの構成である。読み終わると良く練られた構成でる。オーム真理教とは何だったのか?また8人の信者のインタビューも色々な人がいる。対談で入信者の多くは友達がいない人が多いとの指摘があった。青春時代を孤独で何かしら物足りない人達がオカルト宗教に入るのに納得する。やはり家庭環境や友達が大切である。2015/10/26

ムッネニーク

137
52冊目『約束された場所で underground 2』(村上春樹 著、2001年7月、文藝春秋) 『アンダーグラウンド』(村上春樹 著、1997年3月、講談社)の続編であり、なおかつそれと対をなすノンフィクション。地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューをまとめた前作に対し、本作はオウム真理教の信者/元信者へのインタビューをまとめたものとなっている。 宗教の善悪について考えるきっかけとなる一冊。 巻末には心理学者・河合隼雄との対談が収録。 「世界というのはそれぞれの目に映ったもののことではないかと」2023/05/20

あきぽん

103
1998年刊、オウム真理教信者・元信者へのインタビューおよび河合隼雄との対談を収めた本。信者の話は違和感や気持ちの悪さを感じたが、彼らは出家するほどに現世に違和感や気持ちの悪さを感じていたのだろう。純粋で真面目すぎたのだ。結局あの事件は何だったのだろう、という私の疑問は、村上春樹×河合隼雄の対談によってかなり納得のいく答えを得た。当時は私も報道をある意味「面白がって」いたが、生きるということの根源的な意味も示唆する事件だ。13人死刑執行によって終結したけど、若い人や後世に語り継いでほしい。2018/08/21

chantal(シャンタール)

99
地下鉄サリン事件の被害者へのインタビュー集「アンダーグラウンド」の続編であるこの本は、加害者側であるオウム真理教の信者や元信者へのインタビューで構成されている。信者一人一人は恐らくみんな悪い人じゃない。物事を深く考えてこんでしまい、なんとなく社会に馴染めなくて、まじめに仏教を研究したい、そんな人たちの集まりだったはずなのに、なぜ教団はあんな凄惨な事件を起こしてしまったのか?明確な答えは出せないだろう。後半の河合隼雄さんとの対談もとても良かった。「悪」と一括りにできない物に対する考察にとても共感できた。2018/11/28

hitomi.s

88
宗教の自由はあり宗教に救われる人がいるのもわかる。縋りたい救われたいと辿り着いた筈の信仰で、他者の生き死にや人生を変える程の苦しみを考えるのは違うと思う。村上春樹のインタビューした信者や元信者達は「すごく変な人達」ではなかった(上層部の人たちは違うのかもしれない)。生きにくいと感じた人達だった。生きにくい→どうにかしてほしい→信仰→「一般的」が間違ってるから壊してやろう…と辿ったのかはわからない。けど自分の痛みを知っている筈の人は、他者に将来の痛みを望んではダメだ。浅い感想になるけどそう、思った。2019/10/23

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