文春文庫<br> ラスト・レース―1986冬物語

電子版価格
¥652
  • 電書あり

文春文庫
ラスト・レース―1986冬物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167203085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

社内恋愛に破れ憂鬱な毎日を送る秋穂は、宝石店に忘れられた指輪を持ち帰った夜、レイプされてしまう。翌日近くのマンションでOLが殺された。自分は人違いで襲われたのでは?悩む秋穂の前に現れたレイプ犯の二人は、誰かに嵌められたのだと語る。時代の流れに乗り損ねた男女のラヴ&クライム・ノヴェル。

著者等紹介

柴田よしき[シバタヨシキ]
昭和34(1959)年、東京生まれ。青山学院大学卒業。平成7年、女性刑事村上緑子が主人公の長篇『RIKO―女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞。新警察小説としても、性愛小説、恋愛小説としても絶賛を浴び、衝撃のデビューを果たす。著書に緑子シリーズ『聖母の深き淵』『月神の浅き夢』、京都を舞台にした奔放な伝奇小説『炎都』シリーズ、70年代の郷愁を呼び起こす本格ミステリー『少女達がいた街』、女性編集者の挫折と奮闘を描いたサスペンス『Miss You』などがあり、幅広い作風と旺盛な筆力に定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワレモコウ

64
バブル期真っ只中の1986年が舞台。27歳OLの秋穂は、社内恋愛に敗れるは二人組の強盗にレイプされるはと、不幸続きの毎日を送る。レイプの翌日、近所のマンションでOLが殺され、自分は人違いをされたのでは?と事件を調べ始める。まさにドンピシャ世代なので、懐かしみながら読めた(笑)登場人物誰にも共感はできないけど、人の感情の機微は、四半世紀たっても変わらないと感慨深いものがあった。2021/09/21

Yuna Ioki☆

31
552-163-19 あまり期待をせずに読んだのが良かったのか、意外に面白くて一気読み(笑)処々バブリーな時代を醸し出しているが、所詮他人事でしかない人達に共感を覚える(笑)実際関係なかったし(笑)設定としてはありえないんだろうけれど面白かった( ̄ー ̄)ニヤリただし某コミュニティの方々には殺人に対するトリックとか犯人捜しが主軸てないのであえてオススメしません(笑)2014/05/17

彩音

12
柴田よしきさんらしいダーク系作品で、私は結構好き。自分で分かっていながらも、茨の道を選んでしまう女性っていますよね。この主人公もそんな感じです。社内不倫をしてこっぴどく振られても、知らない男たちにレイプされても、悪態をつきながら足掻いてタフに生きる主人公に最後は応援してしまいます。主人公の未来は幸せでありますように。2018/11/27

ぶんこ

12
秋穂さんが愚かすぎませんか? あまりに行動が考え無しなので、そちらに呆れて、本に入り込めませんでした。2014/03/10

浦安さん

8
2019年の63冊目は柴田よしき先生の「ラストレース1986冬物語」読了。 物語は「バブル時代」真っ只中の1986年。 主人公はOL27歳海藤秋穂。 まったくついていない1日だった秋穂は、仕事帰りに宝石店に入って行った。 そこから秋穂はいろいろ不思議な出来事に遭遇する。 柴田よしき先生の物語にしてはさらっとしていて、なんかよかった❗特にエンディングが好きです。2019/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/515276
  • ご注意事項