文春新書<br> 人工知能と経済の未来―2030年雇用大崩壊

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文春新書
人工知能と経済の未来―2030年雇用大崩壊

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166610914
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

二〇三〇年、人工知能は人間並みの能力を獲得する? AI技術と資本主義の未来を緻密に分析し、失業者たちを救う社会保障を提言する【AIが発達すると人口の9割の失業状態に!? そのとき経済はどうなる?】



人工知能(AI)が目覚しい発展を遂げています。小説を書いたり、囲碁をしたり、ツイッターでヒトラーを肯定する発言をして、日々ニュースを賑わせています。

また、AIを搭載したロボットも活躍しています。pepperは感情を読み取ることが出来ますし、ダヴィンチは外科手術をこなしますし、iPhoneに搭載されているSiriは道案内もしてくれます。

このまま技術開発が進んでいくとどうなるのか……? 著者は、2030年には、人間並みの知性を持ったAIが登場する可能性があると指摘します。

ホワイトカラー事務職は真っ先に職を奪われます。医者も弁護士も失業の危機に瀕しています。最大で人口の9割が失業する可能性もあると筆者は推計しています。一部の資本家以外の労働者は飢えて死ぬしかないのでしょうか?



AIによって奪われた労働は、BIで補完しよう!



それが筆者の提言です。BIとはベーシックインカムのこと。社会保障をBIに一元化して、子供から大人まで一律で約7万円/月を支給するという仕組みにしようというのです。



AIの未来、資本主義の未来、労働の未来、社会保障の未来まで、気鋭の経済学者が語りつくします!

井上 智洋[イノウエ トモヒロ]

内容説明

あらゆる人々が遊んで暮せるユートピアか?一部の人々だけが豊かになるディストピアか?AIの発達でほとんどの人が仕事を失う近未来を、気鋭の経済学者が大胆に予測する。

目次

第1章 人類vs.機械(ホーキング博士の憂鬱;「ターミネーター」は現実化するのか? ほか)
第2章 人工知能はどのように進化するか?(第五世代コンピュータの失敗;確率・統計的なアプローチ ほか)
第3章 イノベーション・経済成長・技術的失業(日本は衰退する運命にあるのか?;果実は食べ尽くされたか? ほか)
第4章 第二の大分岐―第四次産業革命後の経済(第四次産業革命をめぐる覇権争い;汎用AIは社会にどのように導入されていくか? ほか)
第5章 なぜ人工知能にベーシックインカムが必要なのか?(生活保護は労働者を救うか?;ソ連型社会主義は復活するか? ほか)

著者等紹介

井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部講師。慶應義塾大学環境情報学部卒業、早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2015年4月から現職。博士(経済学)。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論、人工知能と経済学の関係を研究するパイオニアとして、学会での発表や政府の研究会などで幅広く発言。AI社会論研究会の共同発起人をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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mariya926

109
2030年まで後12年しか残されていません。私も働き世代だし、息子はまだまだ学生?そんな時に第4次産業が起こり、汎用AIが開発されてしまったら大変なことになることがわかりました。でも世界が研究しているのに日本だけしなかったら日本人の収支の道が絶たれてしまう。クリエイティブ系(創造性)、マネージメント(経営、管理)、ホスピタリティ(介護、看護、保育、インストラクター)。そして日本の人口の一割しか仕事がなくなる時、ベーシック・インカムという政策がお勧めという内容でしたが、読めてよかったです。2018/11/06

R

93
AIでBI(ベーシック・インカム)というお話。AIによってなくなる仕事と、新たにできる仕事という話はよくあるAI話と同じなのだけども、その中で人間をどう生かしていくかを考えると、経済的には生活保護や年金といった言葉とも言い換えられるベーシックインカムを導入することで解決するという論調。個人的にベーシックインカムには懐疑的なので、そういうものかなと思いながら読んだのだけども、高度な社会主義に到達できる可能性なんかも示唆されていて、なかなか面白かった。2018/10/10

Kawai Hideki

90
大学時代に人工知能を研究し、現在はマクロ経済学を研究している大学の先生が描く、シンギュラリティ後の雇用大崩壊の世界。人工知能に90%の職を奪われた後に、経済がどのように変化するか、人間はどうやって生きていけばいいか、の思考実験は面白かったが、仮定している前提条件が段落ごとにコロコロ変わってしまって、議論が大雑把過ぎるのが難点。ベーシックインカム的な制度が有効だと言うが、月7万円支給を前提に試算して、これで大丈夫と言われてもなあ…という感じ。有用性への偏向を批判したあとがきは良かった。2016/12/16

めだか

86
ヘリマネの財源にそのうちロボット1台につき税金をかけることになるかもしれない。自動車税ではなく自動運転AI税とか・・・・ 私が生きているうちは汎用AIに出会うことはなさそうだが。2016/12/12

ハッシー

62
★★★★★ ★5をつけた過去の本を読み直している。現時点で★5は55冊あるが、小説や普遍的な価値を扱った実用書でないのは、この本を含めて2冊のみ。★5評価が正しかったのか懐疑的だったが、再読しても評価は変わらず。前回この本を読んだ2年半前から人工知能を絡めて社会の予測をした本は何冊も読んでいるが、この本以上に現実的で説得力があるものは無かった。労働が人工知能によって全てが置き換えられるのではなく、一部が人間の領域として残るというシナリオや、ベーシックインカムに社会保障を一元化する提言は現実的な解に思える。2020/10/16

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