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文春新書
若き世代に語る日中戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606078
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

内容説明

軍隊の常識、戦場の生活、敵との戦闘、生と死。戦争とはどんなものなのか?中国で戦い、多くの戦記を手がけた小説家/詩人が、愛弟子からの問いに答える形で次世代に語る日中戦争の実相。

目次

第1章 気高き慰安婦たち―徴兵から駐屯生活へ(「大東亜戦争」との関連は;弱い八路軍になぜ負けるのか ほか)
第2章 共産党軍との奇妙な戦い―群雄割拠、百団作戦、宣撫工作(八連隊の合理性;「軍人勅諭」と「戦陣訓」 ほか)
第3章 底辺の兵士たち―真珠腕攻撃から終戦へ(軍馬とロバと甲斐犬と;底辺の兵隊が戦った戦争 ほか)
第4章 戦友たちの戦後―戦友会の活動、戦記に込められた想い(軍歌が歌える時代の到来;何を求めて戦友会に集うのか ほか)

著者等紹介

伊藤桂一[イトウケイイチ]
1917年三重県生まれ。61年に「螢の河」で第46回直木賞受賞。以後、戦場を舞台にした小説を次々に発表し、83年「静かなノモンハン」で芸術選奨文部大臣賞受賞。85年紫綬褒章、2002年勲三等瑞宝章受章。日本芸術院会員

野田明美[ノダアケミ]
1966年東京都生まれ。文化学院卒。長年にわたって、伊藤桂一氏から小説作法を学んでいる。共著に『絵皿の響き 奥村土牛・俳句と素描』(マガジンハウス)。また隔月刊「丸 エキストラ 戦史と旅」(潮書房)に戦史を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

2
雑誌「諸君」連載のインタビューをまとめたもの。答えるのは中国戦線で従軍した作家伊藤桂一。戦記的な記述は体系的ではないので、日本軍、国民党軍、八路軍共産党、軍閥が入り混じる戦場の実相は感じにくい。が、小隊から師団、混成旅団、軍に至る日本軍の編成の定員や、下士官以下の二等兵から准尉までの昇進にどの程度の年月がかかるかの記述はほかの本では意外にないところ。南京前線で激戦があったのだから、虐殺するほどの余裕はなかっただろうは、論理甚だ弱い。論議多い従軍慰安婦については、まあこんなもんかと。私にはなかなか面白。2018/08/09

roatsu

2
当時の支那という地域のでたらめな実情と日本がなさねばならなかった安全保障、国際情勢を踏まえて見てみれば侵略戦争などという中共が弄する陳腐な嘘は到底まかり通らないことと気付ける良書です。15年戦争とそれに至る時代を軍部の暴走のみで片づけてしまうことは愚劣な思考停止であり、今日において国を誤ることはなはだしい。こういった書籍が大勢の人に積極的に読まれて、考えるよすがとなってほしい。2008/04/26

北区のまき

1
731部隊生体解剖従軍慰安婦ケイコ三光作戦沖縄戦の本を読んでからコレ読むと別世界。中国の内線に巻き込まれた?中国を安定させたくて?はあ?また戦争おっぱじめたいのかなあ。2021/12/18

スターリーナイト

1
2020-792020/10/06

バッシー

1
普通に伊藤桂一氏の著作を読んだほうがいいと思った。聞き手の知識不足も目立つ。伊藤氏だけで書いた日中戦争の入門書みたいなものを読みたかった。2017/08/02

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