文春新書
合戦の日本地図

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  • サイズ 新書判/ページ数 281p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603213
  • NDC分類 210.19
  • Cコード C0221

内容説明

先祖たちは、何のため、誰のため、どのように戦ってきたのか。川中島、関ヶ原、長篠、樋狭間、鳥羽・伏見、壇ノ浦、島原など日本史を決めた二十の合戦を取りあげる。

目次

第1章 武器の発達と戦術
第2章 北海道・東北地方の戦い
第3章 関東・中部地方の戦い
第4章 近畿地方の戦い
第5章 中国・四国地方の戦い
第6章 九州地方の戦い
第7章 合戦がつくった日本史

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学、比較文化的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

277
日本全国で起きた戦を1冊にまとめたもの。経緯とかがわかって面白かった。特に武士の時代が多かったな。2016/04/05

佐島楓

55
川中島、関ケ原、桶狭間など、歴史上の合戦を地域別に紹介したもの。戦術などの紹介が細かい。元寇がなかったら、日本のいくさはもっと平和的なものになっていたかもしれない。2016/09/29

Tomoichi

6
はっきり言ってコンセプトがよく分からない。地域別で有名な合戦の解説をしているが時代・合戦の選択基準が不明。長篠の合戦のみ興味深かったかな?勝利の理由付けも結果論的で面白味なし。30点。2016/01/25

がんぞ

3
1章「武器の発達と戦術」、終章「合戦が作った日本史」によると、元寇までは日本には組織戦闘はなく大将の一騎打ちではじまるというのんきなものであった。文永の役、元軍の「鉄炮」轟音で日本の馬は驚いて戦闘力を失った(井沢元彦の指摘)。弘安の役では上陸させては不利と知りもっぱら海上で戦闘。下請けにまかせた個別の戦を扱う中間部では「勢いがあったから勝った」というような情緒的記述が多くやや空想的。「武士の台頭」は農民の台頭でもあり貨幣経済の発達が専業兵士の存在を可能にした。しかし戦国時代といえども交易圏は拡大したという2011/03/26

きさらぎ

2
源平合戦、鎌倉末期(新田vs北条)、南北朝、戦国と関ヶ原、そして戊辰戦争と、戦乱の時代の個々の合戦を取り上げ、北海道から九州まで地域順に個別に検討していく、というスタイルの本。まず合戦の展開を述べ、それから各陣営の指揮官や勝因・敗因などについて分析するという流れで、戦史に疎い私にはその分析の適否は分からないが面白く読んだ。ことに義経の天才っぷりと元就の調略は中々に空恐ろしいというか興奮したなあ(笑)あと各地域の気質を云々している部分、これも適否はともかく興味深かった。肩の凝らない読み物として楽しめる一冊。2018/04/04

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