内容説明
ゴッホを、ピカソを、シャガールをあやまたず、見わけるハト。いわゆる「オウムがえし」ではなく、英語の質問に英語で答えられるオウム…。ヒトにはヒトの論理があるように、動物には動物の「アニマル・ロジック」があるにちがいない。小鳥のさえずる歌を理解できないのは、人間側の能力の問題かもしれない。ハトの脳とヒトの脳の違いとはいったい何なのか?最新の実験データから、ヒトと動物の言葉、知性、そして「心」の世界に迫ってゆく。
目次
第1章 アニマル・ロジック―知性はわれわれだけのものか
第2章 言語はわれわれだけのものか
第3章 脳の成り立ちと進化
第4章 ヒト型脳
第5章 ハト型脳
第6章 ヒトとトリの起源
著者等紹介
渡辺茂[ワタナベシゲル]
1948年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部心理学専攻卒。同大学院社会学研究科心理学専攻博士課程修了。現在慶応義塾大学教授
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