昨日がなければ明日もない

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163909301
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一昨年結婚した後、自殺未遂をして一ヵ月以上メールも繋がらない――そんな二十七歳の女性の行方を追う「絶対零度」ほか二篇を収録。『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.?ちょっと困った?女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。



収録作品――あらすじ――



「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。



「華燭」……杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。



「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の?彼?と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。

宮部 みゆき[ミヤベ ミユキ]
著・文・その他

内容説明

杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。主な受賞歴:89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

764
宮部 みゆきは、30年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。杉村三郎シリーズも読み続けています。安定の面白さの中編三本、オススメは、『絶対零度』です。スポーツは大好きですが、体育会系のノリは大嫌いです (@_@;)2018/12/30

抹茶モナカ

661
探偵・杉村三郎シリーズ。中篇3作収録。困った女性を巡る簡単そうな依頼が、殺人事件を炙り出す。このシリーズは、人としてどうなの?という登場人物を描く事が多く、読んでいて、自分はどうなのか、考えさせられるので、ズシリと来る。この本では、表題作の朽田三姫なんか、読んでいて、嫌な登場人物だけど、こういう人っているかもな、と感じる。『名もなき毒』の原田いずみから続くシリーズの特徴として、モンスターが登場して、そのモンスターと自分を照らして読んでみたりした。2018/12/30

578
久々の杉村三郎シリーズ。相変わらず娘桃子との会話とその成長を心の糧に、極小零細探偵事務所長として綱渡り的日々の中、やるせなくやりきれない事件に巻き込まれる。自分で選び歩んだわけでは昨日のせいで、明日を狭められてしまった登場人物達に救いはあるのだろうか。特に表題作ではそのきっかけを杉村が作ってしまい、その結果杉村が背負う事実はあまりにも大きく取り返しが効かない。この先も彼は探偵として生きていけるのだろうか? 彼が背負うことになってしまった事実が読み手の精神を蝕む読後感だった。2018/12/12

Tanaka9999

484
「絶対零度」「華燭」「昨日がなければ明日もない」の3編。1篇目と3編目には、どうにも嫌な人が出てくる。1編目は最後まで嫌な話でどうにもならない。3編目は、結局殺人を犯してしまった登場人物の悲しさが胸に迫ってくる。2019/07/10

R

483
謎が解けたからといて、スカっとするものではない。事件の本質は謎解きではなく、その裏側にある人間模様なんだなと突きつけられるような物語でした。3篇の物語があるのだけど、結末が悲惨なものが多く、謎解きがまた新たな事件を起こしてしまうようなこともあり、悲しいことが多かった。自分本位であるということが、悪意になると、周囲が負担を強いられるという、よくある現実社会の縮図みたいなのも見られたのだが、そういうものをどう解決したらいいか、探偵には手の余るものだと痛感である。2019/02/11

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