頼みある仲の酒宴かな―縮尻鏡三郎

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163900216
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本橋の大店・白木屋の身代が、わが物だと鏡三郎に掛けあう老婆。そして同居する謎の腕利きの浪人の正体とは。人気シリーズ第八弾。

老婆の戯言が、大名家をゆるがす思わぬ騒動へ

日本橋の大店・白木屋の身代が、わが物だと鏡三郎に掛けあう老婆。そして同居する謎の腕利きの浪人の正体とは。人気シリーズ第八弾。

内容説明

日本橋の大店に降って湧いた正に沽券に関わるひと騒動。白木屋の地面は我が先祖の拝領地と、鏡三郎に訴えた老婆。調べてみると、軍師と思しき浪人が只者ではない様子―。シリーズ第8弾。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。雑誌記者を経て、作家となる。85年『大君の通貨』で新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で直木賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

54
複雑でした。土地は自分のものながら、証拠書類は消失したということから厄介です。最後は慌ただしく展開した感は否めません。2021/04/15

松風

17
期待に違わぬ。2015/09/03

ソババッケ

13
シリーズ8作目。物語そのものは大名3家がからむお家騒動を描いている。ただ、今回は江戸の町屋と大名・旗本等の拝領地との違いを詳述していて興味深い。拝領地面は売買が禁止されているから、町地の沽券のような証書を作成することができない。そこで、拝領地面を実質的に所有している物を「地守(じもり)」ということにして、「地守」という役を売買するという形をとっているというもの。又、この作者は頑固なくらい△△藩という記述をしない。「藩」は幕末の一時期使われたのみ。従って「私は筑後久留米有馬上総介家の◇◇」となる。★3.32014/04/12

うさこ@タッタカタ

12
図書館本。鏡三郎は何をしたのか!野次馬で、西へ東へ、見届けに行っただけ。何か金になる話はないか、欲をかくやつらのオンパレード。次回は帯刀のレギュラー入りか。2015/10/15

baba

9
今回鏡三郎さんは聞き役で出番は終わりの旅くらい。残念です。いつもの酒友とももんじ屋で話していくうちにテンポよく話が展開して、初めは胡散臭い柴田帯刀が次第に様相を替え最後は一人で解決した感じ。それにしても新海があわれ、悪人にならない所にすくわれます。2014/05/05

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