もっとも美しい数学 ゲーム理論

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163700106
  • NDC分類 417.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

アヒルの群れも人間の社会行動も神経の活動も説明する「ゲーム理論」。その歴史から未来の可能性までを平易に説くスリリングな一冊!

生物の進化、国際政治、そしてヒトの脳の働き──あらゆる科学の難問を解く数学ツール、それがゲーム理論です。この理論が切り開く科学の最前線を、アメリカ屈指のサイエンス・ライターがレポートします。ゲーム理論とはいったい何なのか。神経学と政治学がどう結びつくのか。この混沌たる世界を美しい数値で捉えることは可能なのか。世界を律する「法典」は存在するのか。最先端の科学者の知見を紹介しつつ、あくまで平易に説いてみせる刺激的な書。数式ゼロ、文系脳にも優しいスリリングな科学書です。

内容説明

自分の利益を最大にするには、どう行動すればいい?「ゲーム理論」がその答を教えてくれる。アダム・スミス、フォン・ノイマン、ジョン・ナッシュ…科学の歴史を彩る天才たちがかたちづくった「ゲーム理論」は、先端科学と結びつき、彼らの予想を上回る成果を生み出した―。自分以外の人々はどう行動するのか。世界は将来、どうなっていくのか。人類がずっと夢見てきた難問を解く「もっとも美しい数学」。その歩みと可能性が一冊でわかる平易でスリリングな快著。

目次

第1章 アダム・スミスの「手」―経済と科学の融合
第2章 フォン・ノイマンの「ゲーム」―ゲーム理論の誕生
第3章 ジョン・ナッシュの「均衡」―ゲーム理論の基礎
第4章 メイナード・スミスの「戦略」―生物学とゲーム理論
第5章 ジークムント・フロイトの「夢」―脳神経学とゲーム理論
第6章 ハリ・セルダンの「解」―人類学とゲーム理論
第7章 ケトレーの「統計」、マクスウェルの「分子」―社会物理学の誕生
第8章 ケヴィン・ベーコンの「つながり」―ネットワークとゲーム理論
第9章 アイザック・アシモフの「ヴィジョン」―社会物理学とゲーム理論
第10章 デイヴィッド・マイヤーの「コイン」―量子力学とゲーム理論
第11章 ブレーズ・パスカルの「賭け」―確率論、統計力学とゲーム理論

著者等紹介

ジーグフリード,トム[ジーグフリード,トム][Siegfried,Tom]
オハイオ州生まれ。1985年から2004年まで、「ダラス・モーニング・ニューズ」紙の科学部門の編集者として活躍、「科学に強い新聞」という評判を打ち立て、一流のサイエンス・ライターや医学関係のライターを育てる。現在はフリーのサイエンス・ライターとして、「ネイチャー」、「サイエンス」といった雑誌へ寄稿、一般向けの科学紹介記事も発表している。科学ジャーナリズムへの長年の功績に対してアメリカ地球物理学ユニオンのロバート・C・コーウェン賞を2006年に受賞したサイエンス・ライティングの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

20
ゲーム理論は個人の利益の最大化!実際に選択肢を与えられた場合に個人の利益の最大化だけを考えると利益にならないこの矛盾した考えの中に美しさがある。個人の利益とは利他を含め大きな考えで双方の利益が最大化した時にゲーム理論の美しさが表現される。自分も楽しく相手も楽しくなることが美しき数学。相手の事を考えて自分の存在を忘れたら美形が壊れる。自分自身を含めた楽しさをするからこそ美が表現される。ゲーム理論の数学は人々が何を求めてるのかを教えるのではなく人々が自分が求めることを成し遂げるためにどう振る舞うかを教えてる2015/07/03

takao

2
ふむ2024/01/07

いつき

2
この本もだいぶ寝かせたなー。失敗した。ゲーム理論の考え方とその発展について述べた本。具体的な数式などは出ないので気軽に読めて、すごくワクワクする。行動経済学やビッグデータ関係で読んだ内容とリンクして理解が深まる。さらに類書を読もう。あとアシモフのファウンデーションも2013/02/11

numainu

1
評価B2011/07/28

kojisec.

1
ナッシュ均衡など、ゲーム理論の考え方が量子力学や人的ネットワーク構築のあり方等、数学、物理学、社会学、経済学と学際的に広がっていく様子が分かる良い本でした。2010/09/05

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